ドイツの活版印刷で MERRY “fröhlich” XMAS!

 「MERRY」

12月になると、街中の至る所でこの言葉と出会います。
MERRYとは楽しいとき、幸せなこと、将来の夢など…
「笑顔になれること」。

豪華なケーキやプレゼントが無い場所にも、人の笑顔はあります。
「MERRY=笑顔は、いつでもどこでも
だれにでも出来る最高のプレゼント。

あなたがにっこり微笑むだけで、その笑顔は光の輪のように広がり
どんなイルミネーションよりも鮮やかに世界を照らしてくれる。

そんな想いを込めて今年は
MERRYがキラキラと輝く、こんなカードを贈ります。

カードの制作にご協力いただいたのは、
ドイツ・ミュンヘンにある昔ながらの小さな活版印刷工で
古くからの技術と伝統を守る、クリスタさんという女性。

グーテンベルクによる発明にも知られる通り、
ドイツは活版印刷が発展した地として有名な国です。

ミュンヘンで活版印刷工房を営んでいるクリスタさんは、
両親の印刷所で経験を積んだ後に、
西ドイツで女性初の「組版マイスタリン」となられたとのこと。

マイスタリンの認定を受けた当時は、男性だけの世界だった為、
認定証の表記が男性に向けた「マイスター」になっており、
後から直してもらったという程、現在とは業界の環境も違っていたそうです。

クリスタさんは、制作の依頼を受けて印刷物を制作したり、
工房を使って印刷をしたい人々を受け入れたり、
技術を後世へ伝えていくために作品を発表したりと、
今も現役で多くの仕事をこなしながら、「活版印刷」を広める活動もされています。

工房の中には、クリスタさんが誇りに思っている仕事のうちのひとつ
「ドイツ鉄道(Deutsche Bahn)」の時刻表の版も飾られており、
その歴史と伝統を物語っていました。

工房の中に並ぶ、数え切れない量の活字の中から
笑顔のイメージに合った書体を見つけ出して試し刷り。

ドイツ語で「MERRY」は「fröhlich」。
二つの言葉を組み合わせて、まずは紙の上でレイアウトしました。

紙の上で決めたレイアウトに沿って、活字を組みます。
いつも見慣れている「MERRY」の文字を触って並べて…
言葉という形を持たないものが、立体になって飛び出してきたような
不思議な感覚を味わいながら、パズルのように組み立てます。

選んだのは、ずっしりとした風合いの真っ赤なインク。
インクをのせてグルグルと回転したローラーに
紙を巻き付けるようにして、ぐるんとハンドルを勢い良くまわせば
「MERRY 」の文字が刷り上がります。

どんどん刷り上がり、工房の中は
「MERRY」「MERRY」「MERRY」で埋め尽くされて行きます!

冒頭でも少し触れた、グーテンベルクが活版印刷を発明するより前は、
人々は一体どのようにして文章をのこしたり伝えたりいていたのか…。
答えはとっても原始的で、紙とインクを使って手で書き写すしかなかったそうです。

グーテンベルクが活版印刷の技術を発明したことによって、
文章や言葉、形などを書物として広く世の中に
行き渡らせることが可能になったのですね!

基となる活版が、たったひとつ出来れば、
ぐるんとハンドルをまわすだけで、写し鏡のように
その図が伝わり増えて行く活版印刷。

そんな風に、たった一人のMERRYが
どんどん伝わり広がっていく仕組みを発明すべく、
MERRY PROJECTはこれからも、笑顔のハンドルをまわし続けます!

2017年もあとわずかとなりましたが、
笑顔いっぱいの日々をお過ごしください。

MERRY “fröhlich” XMAS!!!

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