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西枇杷島町「西枇杷島ラブストーリー」 image 西枇杷島町「西枇杷島ラブストーリー」 image 3月6日 西枇杷島町「西枇杷島ラブストーリー」
Last Updated 6/MAR/2005


同じ愛知県の中に、こんなおしゃれな名前の町があるなんて、今まで気づきませんでした。
場所は名古屋のすぐ隣で、電車でたった5分くらいで着いてしまうところでした。

そして、この「西枇杷島ラブストーリー」とは、この町が「西枇杷島町」となったことに大きく影響しているお話です。
それは、今から800年位前に生きていた偉い大臣である藤原師長と、ある娘の悲しいラブストーリーでした。

昔、藤原師長と娘は愛し合っていましたが、ある時、戦いのため師長は死んでしまいましまいます。
師長と死に別れた娘は、悲しみのあまり形見である琵琶(びわ)を抱いて、この近くの庄内川に身を投げたのだそうです。
村の人々はこれを悲しみ、抱いて亡くなった形見の琵琶と一緒に娘を埋めてお墓を作ったと言います。
今回はこのお話にちなみ、子供たちに粘土と割り箸などを使って琵琶を制作してもらいました。
しずくの形をした型に、万博会場である瀬戸市でとれた粘土を詰めてもらい、形をとりました。
この時より、この町は『西枇杷島』と名づけられるようになりました。

ここでのワークショップは、あらかじめ作っておいた琵琶の形をした型に、粘土を詰めて型どりをします。
材料には自然にやさしい素材を使うことにしているので、琵琶の弦はクラフトワイヤーを使い、弦止めにはアイスクリームの棒に穴を指し、形を作りました。

子供たちは、琵琶にたくさん模様を描き、なかにはモリゾーやキッコロの絵を描いている子もいました。
粘土という自然の素材に直接触れることで、子供たちのこころのなかに何か新鮮な思いを感じとってもらえたと思います。

ちなみなこの土、万博会場となる瀬戸市でとれた物です。
愛知万博ならではのワークショップとなりました。