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小牧市「きつねの嫁入り(小牧山)」 image 小牧市「きつねの嫁入り(小牧山)」 image 3月13日 小牧市「きつねの嫁入り(小牧山)」
Last Updated 13/MAR/2005


名古屋から電車で約30分。名古屋空港にも近い小牧市で、まず一つ目のワークショップを行いました。
小牧の駅はとてもキレイでした。また、駅前にあったはだかの2人が手をつないで見つめあっている銅像には、とてもびっくりしてしまいました。
その小牧駅からすぐのところに、制作会場の小牧市役所があります。
今回のワークショップに参加してくれたのは、10人の子供たち。
年齢はみんなまちまちで、男の子ばっかりでした。
中でも『コウちゃん』ってまだ小さい子がいたんだけど、水谷さんがMerryな笑顔の写真を撮っていたときに、「あんぱんまんなりたい!」って大きな声で叫んでた姿がとってもかわいかった!
たぶん、コウちゃんが今までの中で最年少だよね。
男の子が多かったので現場はとてもにぎやかで、TVの取材にもピースしたり、走り回ったりして大はしゃぎでした。

さて、今回のストーリーとなる「きつねの嫁入り行列」とは、こんなお話です。
昔、お天気雨の降った日の夜には、必ず小牧山の東を流れる合瀬川という川の所に、妖気をただよわせる火の玉が現れていました。
村人はみんなこわがって見ないようにしていたのですが、どうにも正体が知りたくなったある一人の若僧が、この小牧山に正体をつきとめに向かいました。
すると、まばゆいばかりの光の行列が現れました。恐る恐るその光の行列に近づくと、なんとそれは、火の玉に化けたきつねたちの嫁入り行列だったのでした。

そんなおもしろな一場面を制作しました。
今回は、和紙と綿を使って、あやしい火の玉ときつねの顔をいくつも作りました。
火の玉は、綿をちぎってにぎり、丸めて和紙の中に入れます。
それをワイヤーでねじって止め、丸くしてできあがり。
和紙も、雲龍紙(うんりゅうし)といって雲のように透ける素材のものを重ねて、より立体感をだしました。
きつねも同じように、綿を入れ、耳をワイヤーで止めて作りました。

和紙は意外にもすごく丈夫で、くしゃくしゃにしてもちぎれませんでした。
だから、子供たちは和紙を思いっきり丸めたり、ねじったりしていました。参加したのは男の子が多かったのですが、みんなとても器用で細かい所にまでこだわり、いろんな形や顔をした火の玉やきつねができました。

わたがたくさんあったので、餅つき!と言って綿をこねたり、雪のように飛ばして遊んでいた子もいました。
生きた自然の素材に触れ合うこということで、普段感じることのできなかった何かの思いを感じとってくれたのでしょう。
ワークショップ作りの後は、小牧山にみんなでごみ拾いにいきました。