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4月16日、尾張東部地域の日
Last Updated 16/APR/2005


いよいよ今日が待ちに待った尾張東部地域の日。 子供たちに最後に会ったのが3月20日だったから、もう一ヶ月くらいたった。 オブジェ作りはそれからが本番で、周りの枠・補修作業・仕上げ。 徹夜の作業も数日続いたりと、あっという間に日がたっていきました。 けれど、オブジェを作っている間、考えることは子供たちの笑顔・そして笑い声。 完成した作品を見たら、どんな顔をしてくれるかな。 「ここ、あたしが作ったところ!」「わーすごい!」 そんな、子供たちの元気な声を創造するだけで、不思議とパワーがわいてきました。 一日・一日と会える日が近づくにつれ、わくわくする毎日でした。

4月16日。この日は万博開幕以来、一番の入場者数となったほどの大混雑の一日でした。 その理由は、快晴のお天気!ぽかぽかした暖かな春の陽気に、お弁当を持った幸せそうな 家族たちが万博へと足を運びました。 リニモの乗車規制に続き、会場の前でも長い列・・・ 朝7時に家を出てきたにもかかわらず、会場に入れたのはなんと9時半! ディズニーランドを思わせるほどでした。

尾張東部地域の日の舞台となるのは、リニモから降りてすぐの北ゲートから、歩いて10分くらい 離れている西ゲートの近くにある「あいちおまつり広場」です。 ここは、日本の伝統的なものなどを紹介する日本ゾーンの中にあり、付近には大地の塔や 竹で囲まれた長久手日本館などがあります。ツアー客や修学旅行せいなどの人も多いゾーンです。

今日はまず9時半にオープニングセレモ二―をして、オブジェ製作の時のプロローグビデオを流します。 懐かしい映像が子供たちの笑い声と共に、舞台の後ろの大型ビジョンに映し出されます。 まだこれから始まりなのに、、、目元がすでにじんわりときてしまいました。 ビデオが終わったところで、いよいよ・・・包装されているオブジェのリボンを 子供たちが取っていき、完成した15体のオブジェとのご対面です。 「わ〜すごいよ。こんなふうになったんだ。」「かわいい!あたしたちのが一番!」 そんな予想通りのうれしい答えと、かわいい笑顔がたくさん返ってきました。

市長さんや先生方、ご家族の方も、オブジェの前で写真をとられたり、 じっくりと物語の内容まで読まれたりと、とても 喜ばれているご様子でなによりでした。

15個のオブジェが「あいちお祭り広場」を華やかに飾り、 来る人が皆、足を止めていきます。 ひとつひとつ、物語も作品も違うし、その材料やワークショップもバラバラです。
春町は 黒い和紙のちぎり絵をした「黒池の龍神様」
清洲町は きつねの顔のメイクと仮装をした
「きつねの嫁入り行列」
西枇杷島町は 粘土で琵琶作りをした
「西枇杷島ラブストーリー」
春日井市は 書道と粘土の蛙作りをした「柳に飛びつく蛙」
東郷町は 和紙でタニシ帽作りをした「知々釜のつぼ」
豊明市は 粘土で地蔵の顔作りをした「二村身代わり地蔵」
久手町は 香袋で川の流れを表現した「香流川の仏様」
日進市は きつね顔の切り絵をした「きゅうてんときつね」
豊山町は 天狗のお面作りをした「笑う天狗さま」
師勝町は 綿で親子きつねを表現した「ななつか山のきつね」
春日町は 和紙で大根作りをした「宮重大根」
小牧市は 和紙できつねと火の玉作りをした「きつねの嫁入り」
新川町は ちぎり絵で煙を表現した「浄休寺のほら貝」
尾張旭市は カラフルなちぎり絵をした「卓ヶ洞の竜」
瀬戸市は ワイヤーで蚊作りをした「山の田の孝女」

15の市町にはそれぞれ、大切な伝承話や民話があります。 今回のワークショップを通じて、自分たちの住む町に昔からある神社などの建物や 自然などにも目を向けることができたでしょう。 子供たち皆が各市町の代表者となり、一生懸命となってオブジェを作る。 そしてそれが「尾張東部地域の日」という節目の日に大勢の前で披露される。 これは、これからの社会を築いていく子供たちが、地域とも触れ合い、 その代表となって表現する。といったことで、 とても将来性もあるいい機会になったことと思います。

そんな子供たちの笑顔にきっと天気も応援してくれたのでしょう。 訪れた人たちは皆、Merryな笑顔を見せてくれていました。 そんなMerryな素を作ってくれたのは、 がんばった15市町の子供たちみんなだよ。

そして、私にもMerryな気持ちをたくさんくれて、 ありがとう。(^―^)