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3月19日 尾張旭市「卓ヶ洞（しょくがほら）の竜」 Last Updated 19/MAR/2005  ある時、馬引きの新太が住む村の水が急になくなってしまいました。「きっと卓ヶ洞に住む竜が、ため池の水を飲んでしまったに違いない！」と思った村人たちは竜を洞穴の中に閉じ込めてしまいました。それから三日後、新太が洞穴の前を通ると竜のうめき声が・・・。悲しげな声で、「水をくれ、水がほしい、きれいな水を・・・」と言っているかのよう。かわいそうに思った新太は積み重ねてあった石のすきまからそっと自分の持っていた飲み水を流しこみ、竜を閉じこめていた棒をそっとはずしてやりました。次の日のこと。新太が馬引きの仕事を終えて、丘の上で休んでいると突然、空が真っ黒になり、五色の光とともに大雨が降ってきました。五色の光に姿を変えた竜が新太にお礼をするために村に大雨を降らせてくれたのです。村人は、竜に感謝し、日照りが続くと、冷たくておいしい水を卓ヶ洞の前に供えて、竜に雨乞いをするようになりました。 尾張旭市の子ども達が作ってくれたのは、雨雲と竜が姿を変えたという五色の光の玉。真っ白の雲と太陽の台紙にピンクと黄色の和紙を次々に貼ってくれました。ヌメヌメしたノリの感触が気持ちよく、手をすべらせて遊んでいる子もいましたね。 |