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師勝町「わたやさんときつね」 image 師勝町「わたやさんときつね」 image 3月12日 師勝町「わたやさんときつね」
Last Updated 12/MAR/2005


昔むかし、年越しも間近のある午後のこと。村に住むねぎさんというおじいさんのところに綿屋さんが集金にやってきました。しかし、ねぎさんには綿を買った覚えなど全くありません。綿屋さんは、証文を見せて確かにねぎさんが買ったと言い張ります。困り果てたねぎさんは、ふとオジロの森というきつねがたくさん住んでいる森のことを思い出しました。早速出かけていった2人は大きな穴を見つけました。覗き込んでみると、奥には綿がいっぱい積んであり、その綿の上にはすやすやと眠る生まれたばかりの子ぎつねの姿が…。

綿は可愛い子ぎつね達が風邪をひかないようにと親ぎつねが人間に化けて運んだものなのでした。師勝町にはこんな心暖まる民話があります。今回、子ども達が作ってくれたのはお察しの通り、「母ぎつねにあたたかく包まれた子ぎつね達」。タマネギできれいなキツネ色に染めた布に、綿を包んで出来上がり。かわいい子ぎつねがたくさんできました。