客席には、渋谷区長の長谷部健さんや
都民ファーストの会の龍円あいりさん、
マツケンサンバ振り付けでお馴染みの真島茂樹さんなど、
はーとふる・はんどの活動に共感する方々が
各分野から駆けつけていました。

長谷部区長のご挨拶では、渋谷区がテーマとする
キャッチフレーズ｢You Make SHIBUYA」などについてのお話も。

渋谷の未来を創るヒントがこの公演の中にも詰まっている、
そう思わせてくれる舞台の幕開けに、
MERRY PROJECTメンバーもワクワクしました。

そして、ステージの上には、なんと盲導犬も参加！
この盲導犬は、劇団メンバーである櫻井ようこさんのパートナー。
その名も「スカイちゃん」です。

聴覚と視覚の障害を持つ「盲ろう者」である櫻井さんが
安心して街を歩けるように、日常生活をサポートしています。
ホワイトシェパードの盲導犬は、このスカイちゃんが日本で唯一とのこと！

ステージの第１部では、櫻井さんとスカイちゃんが
「盲導犬ワンダフル講座」を開講！
盲導犬と出会ったときの注意事項などを分かりやすく解説しました。

パートナーの指示をきちんと聞いて理解し、
歩行の妨げとなるものや、階段に出会うと、全身でその状況を伝える
かしこくて優しい盲導犬の様子に、観客はみんな感心し大拍手！
盲導犬の生涯を歌った「ボクの使命」という歌では、
涙を流す方もいらっしゃいました。

第２部は、歌とダンスのエンターテインメント！！！
ろう者も健常者も関係なく、みんなで一緒に
手話を使って歌って踊ってステージを盛り上げました。

言葉や音を使わずに楽しめるマジックショーなど、
みんなが思わず笑ってしまう楽しい演出も満載。

一方で、ろう者メンバーが、涙をこらえた想い出を
ポエムにして朗読する場面は、一人ひとりの
「笑顔の背景にある想い」が伝わってきました。

過去に流してきたたくさんの涙を
未来へのエネルギーに変えることが出来たからこそ、
彼らの笑顔には、見る者をMERRYな気持ちにさせてくれる力が
宿っているのかもしれません。




そして、歌詞を手話で歌うための「手話教室」コーナーで
いよいよMERRY PROJECTの傘が登場。

ろう者メンバーたちを中心に、
手話に込められた一つ一つの動きの意味を分かりやすくレクチャー。
お客さんたちも、見よう見まねで手話を覚えて
みんなで一緒に歌います！

世界中の子ども達の「笑顔の傘」を持った出演者たちが

嵐の名曲「ふるさと」を歌い踊ると、

観客席の心も自然とひとつに。

はーとふる・はんどの皆さんのパフォーマンスを通して、

会場全体でMERRYな想いを共有することが出来ました。


公演を締めくくるのは、はーとふる・はんどの

オリジナル曲「Don’t Mind ～だいじょうぶだよ～」。



どんなに涙が流れても「ドンマイ！だいじょうぶ！」という想いで

前を向いていくことで、自分も周りもMERRYな気持ちになり

十人十色の笑顔が輝く。そんなメッセージが詰まった、

はーとふる・はんどの皆さんだからこそ歌える１曲を聞いて、

その場に居たみんなが、ポジティブな心で

フィナーレを迎えられたのを感じました。
ろう者も健常者も、十人十色の笑顔が輝くまでには、
それぞれに、苦しいことも乗り越えて来たストーリーがあります。
ただ光の当たった面だけでなく、その背景にある事実も
きちんと伝えてくれた、はーとふる・はんどの公演。

「聴こえない」という障害を正しく理解して、
聴こえない人と聴こえる人が共に歩めるように、
というMERRYな想いが届く、素晴らしいステージでした。

今回のコラボレーションを企画・実施してくださった
代表の山辺ユリコさん、はーとふる・はんどの皆様、
そして、ご参加いただいた客席の皆様、
笑顔いっぱいの時間を、ありがとうございました！

はーとふる・はんどの皆様は、
11月3日(金)文化の日に、渋谷ヒカリエ８階で開催予定の
オリパラ1000日前を記念した、渋谷区主催のイベント
「MERRY SMILE SHIBUYA for 2020」にも
ご出演いただくことが決定しました！

詳細インフォメーションは、近日公開です。
笑顔の手話ダンスパフォーマンスを、どうぞお楽しみに！！！

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