「ストリートチルドレン芸術祭」

世界の路上生活の子救援 佐々木氏ら東北福祉大OB

家がなく、路上で生活する子どもたちが世界に約1億人いるといわれている。彼らが描いた絵をカレンダーにする日本のプロジェクト「ストリートチルドレン芸術祭」に、このほど東北福祉大(仙台市)OBのスポーツ選手が協力した。

インド、メキシコ、カンボジアなどの現地ボランティア団体が集めた絵を、静岡県熱海市の小嵐中学校を中心とした事務局がカレンダーにし、2006年版から 販売開始。収益金は子どもたちの自立支援や学費にしている。このほど東北福祉大の生田目学文准教授のゼミが、08年版を独自に製作。同大ゆかりの新旧トッ プアスリートが選者となった。

元大リーガーの佐々木主浩氏、現役プロの金本知憲外野手(阪神)、ゴルフの谷原秀人選手や今春卒業予定の 佐伯三貴選手ら豪華な顔触れ。現役大リーガーの斎藤隆投手(ドジャース)は、オフの帰国中に引き受け、パイプをくわえた赤い帽子の男性を描いたブラジルの 子どもの作品を選んだ。

作者の性別、年齢は不明だ。路上で暮らす子どもの中には、自分が何歳か分からない場合も多い。「ロサンゼルスで貧富の差が激しい現状は見ているが、ストリートチルドレンの存在には驚いた。寂しげで不思議な感じの絵にもひかれた」と斎藤投手。

プロスポーツの本場米国では、選手のボランティア活動は盛ん。斎藤投手は「大リーガーという立場を生かして、何か力になれれば」と話す。東北福祉大版カレンダーは1部1000円。詳細はホームページhttp://wwwx.tfu.ac.jp/jhp/scc.htmlで。

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