バレエと文化とetc…

縁あって(?)、素晴らしい舞台を見せていただきました。

話(人魚姫)の流れはいまいちよくわからない部分もあったんだけど、振り付けや衣装や音楽がどれもとっても素敵でよかったです。バレエ自体そんなに見たことないけど、その中ではいちばん気に入りました。バレエっていいですね。

二十歳くらいの頃、友だちと「文化」についてよく語ってた時期があるんだけど、文化って、もともとは自然に生まれるもので、自然に生まれるものは、それなりの必然性があるから生まれるんだよね。

世の中の、「消費者の潜在的欲求を引き出す」みたいな資本主義のモノ作りに違和感を覚えるのは、たぶんそのせいだと思います。不自然なのって気持ち悪い。ほんとは無くても全然いいものを、無くちゃすごく困るように装ったり、そう思い込まされたりしてること、けっこうたくさんあると思う。

お金あるんだから買ったっていいじゃん?って思うかもしれないけど、実はもっと大切なこと。お金で買えるものであってもなくても、何が「自分が本当に欲しいもの、手に入れたいもの」なのかを自分できちんと把握できないってことは、結局それを手に入れるために多少の努力なときに、十分な努力ができなくなる。それってすごく危ないし、もったいない。

私もこれまで生きてきて、「あぁもういいや」って投げ出したことたくさんあるけど、今もたまに思うのは、「あのときもっとがんばっておけばよかった」って。音楽と数学を途中で放棄したことは、今でもすごく後悔しています。なんであんなに早いうちに自分で自分に見切りつけちゃったのかなって、まさに後悔先に立たず。

でも、私はそれでもまだ早く気づいた方なのかも知れないね。

本当に自分が大切にしたいもの、自分が手に入れたいものを、いつもきちんと見る。手に入れたいものが手に入るとはもちろん限らないけれど、そうやって自分に言い聞かせて努力していれば、もし叶わなかったときにも諦めがつく。「あのときもう少し・・・」って悔やむのは嫌。

文化の話からだいぶそれっちゃったけど、文化の基になってる欲望って、上から与えられるものじゃなくて、個人個人の内側にあるもの。自分がどうしたいのか、自分と向き合うこと。

日本の学校ではなかなか教えてもらえないことだけど、生きるためには、とっても大切なこと。

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