世界遺産・バクタプルから. 震災2年目の復興を

   

世界遺産であるバクタプルは、首都カトマンズから東に12キロ。
カトマンズ盆地の東端にあり、
12世紀~18世紀の時代に古代ネワール人の都市として栄えた
ネパール東部の第三州のバクタプル郡の郡都。
人口は約8万3658人。

歴史的建造物、建築様式などが多く存在し、
ネパールの歴史を感じることができるバクタプル。

今回のネパール地震では、
世界遺産であるバクタプルが多大な被害を受け、9割が崩壊。
復興までにかなりの時間を要するという事態になっています。

そんな震災の爪痕が多く残る、
バクタプルの街で子どもたちと一緒に笑顔の復興支援活動を実施しました。

震災から2年。
復興するまでには10年程の年月を要するとされているバクタプル。
実際、震災によって崩壊した建物の瓦礫が至る所に残っていたり、
崩れた屋根がそのままの状態で残っていた。
高さ30mの五重塔(ニャタポラ寺院)などもそのうちの一つだ。

崩壊した建物が多く残されており、町の空気もどこか重苦しく感じる。
観光地としても有名なバクタプルには、お土産屋などが多くある。
しかし、お店の人たちも、どこか元気がないようだった。

そんな世界遺産バクタプルでの、
笑顔の復興支援活動がついに始まった。

 

今回の活動では、ネパールの小学生たちに協力をしてもらうことができた。
活動実施当日、学校があった子ども達は授業を終えてからダルバール広場へ。

最初の舞台は、広場にそびえる五重塔。
歴史を感じるこの建物と、未来感あふれる笑顔の傘が見事にマッチングした。

今回の活動では、1ヶ月前にネパールで撮影した子ども達の傘が中心になっている。
そこにより強いコンセプトとストーリーが生まれ、
活動に重みが一層増したように思えた。

いつもの様に傘を並べ、写真を撮影しようとしていたら
ある婦人が近づいてきた。

婦人は現地のお医者さんだった。

彼女は以前訪れた障害者福祉施設で
子どもの治療を担当している人物だった。

撮影に使用していた笑顔の傘が、
彼女の担当している小児患者さんの笑顔だと知り、
驚いて駆けつけたらしい。

このネパールで傘によってまたひとつ、笑顔のつながりが生まれた。

子どもたちの笑顔の傘が開いた瞬間、
18世紀の古い歴史の街が、
未来感と希望あふれる場所に変化したようだった。

次に向かったのは、
世界遺産 ダルバール広場。

世界遺産バクタプルの広場であるダルバール広場は
バクタプルの中でも観光名所。



五重塔からダルバール広場へ向かう町並みで、
子どもたちと笑顔の傘を開いて、MERRY ウォークも行なった。
暗い面持ちで店番をしていたお店の人々も、
突如出現した子どもたちの笑顔に驚きつつも、
にっこりと微笑んでいた。

広場に到着後、撮影テストとして、1本2本…と笑顔の傘を開いてみた。
その瞬間たくさんの人がこちらに集まって来た。

初めて目にする巨大な子どもたちの笑顔に、みんな興味津々
ネパールの人は笑顔というものに、とても敏感なように感じた。

そしてついに、ダルバール広場に
たくさんの笑顔が咲き誇った。
笑顔の傘だけではなく
通行人、お店の人、観光客…その場に居る人たちも

みんなの目がきらきらと輝く。
まるで太陽のように…

いつの間にか誰もが微笑み
MERRYな心を共有した。そんな気がした。

歴史を越え、現代と過去が笑顔でつながる。
バクタプルに舞い降りた笑顔。

傘が開かれることで、参加者だけでなく
居合わせた地元の人も、ガードマンさえも、
みんなが笑顔にMERRYになる。

震災から2年。
この復興支援プロジェクトに対する思いが、
SNSや現代のメディアによって広がり、
ネパールの人々へ
希望と勇気を届けてくれる事を願っている。

活動終了後、協力してくれた子どもたちへ
ノートやお菓子などを詰め合わせた
MERRY BAGを御礼にプレゼント。

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