1000Days to Go! 渋谷区文化プログラム

2017年11月3日(金・文化の日) 渋谷ヒカリエにて、
東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に向けた #1000 Days to Go!
渋谷区文化プログラム「MERRY SMILE SHIBUYA for 2020」が開催されました!

東京2020大会の開催がいよいよ1000日前を迎えることを記念して、
はじめての渋谷区主催「文化プログラム」として実施したこのイベント。

多様な個性を持ったメンバーが集まって、
アート・音楽・ダンス・ファッションなどなど
さまざまなプログラムを通して、みんなのちがいが「笑顔の力」になりました!

 


渋谷の流行発信地のひとつであるヒカリエ。
会場となった8階のオープンスペース「8/COURT」は、
朝早くからたくさんの来場者で賑わいました。

満員御礼で立ち見のお客様も出る中、
1000Days to go! のカウントダウン映像がスクリーンに映し出され
いよいよ開会式がスタート!
主催である渋谷区の、長谷部健区長からの
メッセージと開会宣言の映像で、イベントの幕が開けました。

はじめにご挨拶いただいたのは、イベントを立ち上げる以前より
メリープロジェクトと渋谷区との2020に向けた取り組みを
ゼロから一緒に構築してきた、
渋谷区オリンピック・パラリンピック担当の安蔵邦彦部長。

10月28日から11月29日までの、
東京2020大会「1000日前」カウントダウン期間にちなんで
オリンピック・パラリンピックを盛り上げるために

さまざまなキャンペーンを実施している渋谷区。
オリンピック・パラリンピックは、
スポーツだけではなく「文化」の祭典でもあり、
この日のイベントが、渋谷区の実施する「文化プログラム」としては

初めての開催となることなどを伝え、今回のイベントの開催意義を
区の立場からお話しいただきました。

『イベントでの感動を持ち帰って、今日感じたことを
ぜひ多くの人に広めていただきたい』という安蔵部長の言葉に
出演者たちも気合が入ります。

続いて渋谷区議会議員を代表して、伊藤たけし議員から、
染谷賢治 議員、栗谷順彦 議員、下嶋倫朗 議員、
近藤順子 議員、小柳政也 議員 をご紹介いただきました。

この日ご登壇いただいた上記の方々は、
パラリンピックを大応援されているメンバーとのことで、
イベント成功を願う激励のお言葉をいただきました!

最後に、企画・運営のMERRY PROJECTを代表して
アートディレクターの水谷孝次からもご挨拶。

イベント開催にあたり、たくさんのご協力をいただいた
個性豊かな出演メンバーと、共にイベントをつくってきた
渋谷区の皆様に感謝を述べ、東京2020大会が
「笑顔の祭典」となるようにとの思いを伝えました。

メリープロジェクトと一緒に司会を務めていただくのは、
ブラインドライターの松田昌美さん。
そして、は~とふる♡はんどの橋本美代子さん率いる手話通訳さんと共に、
より多くの方に楽しんで頂ける形で、イベントを進行していきます。

ドドン!!!!!!!

突然の大きな太鼓の音と共に、
ステージの上に駆け上がってきたのは、
國學院全學應援團の團員たち。

学ランにリーゼントでビシッと決めた青年たちが、
「2020応援パフォーマンス」を披露し、
華々しくステージプログラムが始まりました。

今回のイベントにあわせて、応援の中には
「フレー!フレー!オーリーパーラ!」という歌詞も登場。

太鼓の振動を全身に感じられる、迫力満点のパフォーマンスに
会場の温度が一気に上がりました。

國學院大學の名物でもある、こちらの應援團は
1941年(昭和16年)に創團されたとっても歴史深い団体。

学内外を問わず様々なイベントなどで、応援活動を行って、
イベントを盛り上げているということで
2020年に向けて、これから活躍の舞台が多くなりそうです!

應援パフォーマンスの熱気も冷めぬまま、
は~とふる♡はんどの皆さんによる手話ダンスLiveに突入。

8名のろう者メンバーを含む、総勢10名のパフォーマーたちが
ずらりとステージに並びました。

は~とふる♡はんどは、聴覚や視覚など様々な障がいのある方と共に、
手話を取り入れたダンス・歌・お芝居をする劇団です。

現在、劇団員はプロ・アマを合わせて27名の老若男女と犬が1頭(盲導犬)。
うち11名が障がい者という、ダイバーシティなメンバーで構成されています。

また、手話通訳や手話ボランティアが出来る方も10名在籍されており、
今回のイベントでも手話の面でサポートしていただきました!


パフォーマンスの冒頭では
ろう者メンバー、一人ひとりが胸の内の思いを手話で語り、
来場者も真剣に耳を傾けて、それぞれが持つ背景に心を寄せました。

そして「上を向いて歩こう」と
オリジナル曲の「ドンマイ ~だいじょうぶだよ~」を手話ダンスで披露。
ステージに立つ10名だけでなく、応援に駆けつけたメンバーたちも
客席全体を取り囲んで一緒に踊り、会場を盛り上げました!

続いては、O.F.Fのみなさんの車椅子ダンスLive。
ibisさん、かんばらけんたさん、齊藤コンさんの3名によるパフォーマンスです。

 ibis (アイビス)さんは、左足の指が三本しかないということに捉われず
「自由」と「普通」がスローガンに夢中で生活するダンサー。
障がい者福祉を生業に働きながら、休日は踊っています。

イベントポスターでもお馴染みの、かんばらけんたさんは
リオパラリンピック閉会式にも出演された、SLOW LABEL所属の車椅子ダンサー。
「二分脊椎症」という障害を持って生まれ、システムエンジニアとして働いています。

そして齊藤コンさんは、柔軟かつ爆発的パワーで動き続けてるダンサー。
「もっと自在に、さらに沢山の現象を引き起こしていきたい!」という思いで、
花道にも飛び出してダイナミックにダンス。

三者三様のメンバーがそれぞれの活動の合間を縫って、
意味やメッセージに頼らないダンスを自由気ままに展開するO.F.F。

頭の先から指の先まで、全身を最大限に使って踊る
圧巻のダンスに、会場からは何度も拍手が起きました。

そしていよいよ「MERRY SMILE FASHION SHOW」!

ファッションブランド「tenbo」と、メリープロジェクトの
コラボレーションによって実現した
笑顔のダイバーシティ・ファッションショーです。

スクリーンいっぱいに、世界中の子供たちの笑顔が映し出されると、
全盲のアコーディオニスト・新居草太さんが演奏する
BGMの音色で、会場の空気が一変。


年齢・性別・国籍・障害の有無を問わず集まったモデルたちが
MERRY な2020 に向かって、ランウェイを歩きます。

舞台や雑誌、テレビなどで活躍するプロモデルはもちろん、
ろう者、車椅子ユーザー、視覚障害や身体障害、ダウン症、知的障害など、

幅広い個性を持った出演者たちは、
大人から一般募集のキッズまで年齢層も多様です。

そこに共通しているのは「笑顔」。

tenbo のファッションが、モデルたちの笑顔を引き出し、
そのMERRYな気持ちが客席にも波紋のように伝わり
ランウェイから、愛がある世界が一気に広がりました。

初めてランウェイを歩くモデルも、

誰もが自分の笑顔に自信を持って堂々と
MERRY SMILE FASHION SHOWの舞台を楽しんでいました。

一人ひとりが持つ多様な個性と笑顔が
最高のオシャレになり、モデルたちを輝かせる。
まさに、ファッションの力です!

ファッションショーの最後には、「笑顔のドレス」が初登場。
メリープロジェクトがこれまで撮影してきた
世界30カ国4万人の中から、子供たちの笑顔の写真500点を
ドレスの生地にデザインした、史上初のファッションです。

中心となるプロモデルの周りを取り囲むのは、キッズモデルたち。
幼稚園や中学生、大人の男性など同時に8人まで
同時に着ることが出来る、新しいドレスです。

サイズはなんと、全長7メートル、着衣の状態で直径5メートル。
どんな人も混ざり合って、そして今目の前に居ない
世界中の人たちも一緒に笑顔で繋がることが出来ました。

MERRY PROJECTが持つ笑顔の力と、
tenbo(テンボ)が持つファッションの力。
それらが最高の形でコラボレーションをして
着る人も、観る人も、つくる人も、笑顔・笑顔・笑顔の空気に包み込まれる
MERRYなファッションショーが実現しました。

午前の部を締めくくったのは、「夢のメダル表彰式」。
2020年渋谷区で開催される、パラバドミントン競技の選手に向けて、
渋谷区立笹塚小学校・渋谷区立本町幼稚園の
子どもたちが作った応援メダルを、実際に選手にプレゼントする
表彰式を開催しました。

渋谷区では、世界ナンバーワンの夢を叶えるために闘うアスリートたちが持つ
「オンリーワン」の魅力を発見して、新しい視点から選手たちを表彰する
世界にひとつだけの、オリジナル・メダルをつくる、オリパラ推進授業を
昨年より区内の小学校で実施してきました。

その中から、この日は「パラバドミントン」のメダルを
子供たちから選手の皆様へ直接お渡しする、表彰式を行うために
パラバドミントンの未来を担う、次世代アスリート
大濱真 選手が駆けつけてくださいました。


大濱選手は、1985年生まれ。8歳から18歳まで野球を続けていましたが、
21歳のときにバイク事故で車いすの生活になりました。

車いすでのスポーツは考えていなかったそうですが、
2016年2月に車いすバドミントンの体験会に参加したことをきっかけに、
車いすバドミントンを始め、現在は、2020東京パラリンピック出場を目標に、
次世代アスリートとして頑張っている、注目の選手です!

イベントには駆けつけられなかった、
パラバドミントン強化選手の、杉野明子選手・藤原大輔選手からの

メッセージVTRもスクリーンで上映。
実際にパラリンピックの現場で闘う
アスリートの方々に触れ、東京2020大会への機運が高まります!

お待ちかねの表彰タイム!
まずは、本町幼稚園の児童たちがステージに上がり、

一人ひとり、自分の作ったメダルのポイントを話しながら
『頑張ってください』という言葉をかけながら
大濱選手にメダルを贈呈してくれました。

続いて、笹塚小学校の児童たちはメダルに加えて
オリジナルの表彰状も読み上げてくれました。

全員の表彰が終わり、山盛りのメダルを首からさげた大濱選手は
『こんなに重いメダルはありません!』とひと言。
そして、集まってくれた子供たちと来場者に向けて、
ここでしか聞けない、アスリートトークも実施。

大濱選手のMERRY (楽しいこと・幸せなとき・将来の夢など…笑顔になれること) は、

一人だけで闘うのではなく、仲間や応援してくれる人たちと
一緒に勝つことが出来た時。

ぜひ実際に試合を生で見て、みんなも一緒に応援してもらいたい。
パラ競技はなんとなく静かなイメージがあるかもしれませんが、
パラバドミントンは、どんどん声を出して応援してほしい!

と2020年に向かっての思いも、語っていただきました。

大盛況のうちに、午前の部は終了!

ファッションショーに登場した「笑顔のドレス」も会場内に展示され
来場者の方々も自由に着て写真を撮影するなど、
ステージ以外のエリアも賑わいを見せました。

午後のプログラムについては、
次回のMERRY NEWSでレポートしますので
どうぞお楽しみに!!!

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