MERRY COLUMN メリーコラム

Vol.350 2011.08.10 WED





七夕は旧暦7月7日。
東北では一ヶ月遅れの8月6日、7日、8日に七夕祭りがやってきた。

織姫と彦星が一年に一度会うことが許されている七夕。
ふたりの願いがかなうこの日にあやかって、
みんな星に願いをかけるために短冊を書いて飾る。

今年は3月11日の大震災があり、どこも自粛ムードが漂い、開催が一度は危ぶまれた中、
ここで一区切りをつけて、外へ出よう!ということで開催された。
今年の七夕は、東日本大震災の犠牲者に対する「鎮魂」と地域の「復興」をテーマに開幕した。
今年の竹飾りには、祈り、決意、願い....など、いろいろな想いが込められている。
商店街では、多くの観光客が、市民の願いがこもった色とりどりの竹飾りを楽しんでいた。



1)MERRY SMILE ACTION in 仙台
5日には、前夜祭として花火大会があり、前半は鎮魂をテーマとした花火であったが、
後半からは復興をテーマとした笑顔の花火が夜空にあがった。

6日の朝、8時半に仙台駅に集合し、笑顔の傘を広げた。
今回は事前に募集した学生ボランティアではなく、その街に住んでいる人たちを中心に、
その人たちが笑顔になることが重要だと思い、どんどん声をかけて、その場で協力してもらい、
参加してもらった。正に
笑顔のコミュニケーションだ。
笑顔の傘を開くと、開く人だけでなく、周りの人達も笑顔になる。
復興の第一歩として、このMERRY SMILE ACTION に参加することが心の復興になる。

今回の仙台では、リーダーとしてJAGDA宮城地区代表の阿部さん、
そしてJAGDA宮城で活躍している畠山さん、事務所の方々が中心となって動いてくれました。

たまたま通りかかった地元の人達に声をかけて、参加を促して、傘を渡していってくれた。
はじめは10数人だったのが、どんどん参加者が増えていく。
子どもたち、若者、お母さん、お父さん、おじいちゃん、おばあちゃん。
みんなコンセプトを理解して、笑顔の傘を一緒になって開いてくれた。

傘を開けば笑顔。

七夕飾りがたくさん飾られたアーケードの中をかき分けて、笑顔の傘が進んでいく。
周りの人達を笑顔に伝染させていくことで、復興の力になって欲しい。

例年通り、仙台市内各地にはおよそ3000本の竹飾りが飾られ、
中心部には8万羽の折り鶴の七夕飾りが人々を賑わせていた。
アーケードの入り口の通りで何度も傘を開いた。
特に青葉区一番町にある七夕飾りにはひとつひとつに祈りが込められた折り鶴。
まさにMERRY!ここでも笑顔の傘を開く。



最終地点。定禅寺通のグリーンベルトには、日本一といわれる巨大な竹(長さ23.4メートル)の
産地鹿児島県姶良市から1800キロの距離を3日3晩かけて届けられました。
復興への願いを込められた短冊。カナダやメキシコなど国内外から届けられたものです。
その数、合わせて2万5000枚、復興を願う海外からの応援メッセージに感動。

MERRY HEART PROJECTとして、カラフルなMERRYなハート短冊を書いて、
この竹に飾り付けました。
この巨大な竹の前で、復興への願いを込めて、笑顔の傘を開く。


参加者の人達に感謝しながら、仙台からいわきへ、2:30 に笑顔の傘をバスにのせて、出発した。



2)MERRY SMILE ACTION in いわき
いわきに到着したのは、午後5時半。
仙台から高速バスを使い約3時間半かけてMERRY会場に到着。

そしてすぐに夕方、被災地へ出発。あの久之浜一帯の海岸線も5ヶ月経った今では、
ボランティアの人達が頑張ってくれたおかげで、ガレキがすっかりきれいに片付けられていた。
久之浜幼稚園の流されたピアノも片付けられていたが、
あの桜の木には、
「この桜の木は残して下さい。」という張り紙がしっかりと残っていた。
時間が経ち、街は少しずつ復興に向かっていた。
そして今日最後の祭り会場、湯本へ。

活動の拠点であった湯本でも、笑顔の傘を開いて欲しいということもあり、
「元気だっぺゆもと復興ふぇすてぃばる」に参加。
会場のステージには笑顔のポスターがずらりと貼り出されていて、大感動!

メインステージでは、いわき市の伝統芸能である「じゃんがら念仏踊り」が披露され、
鎮魂として太鼓と鈴の音が会場に響き渡っていた。BeeBeeにもステージで歌を披露してもらい、
みんなに希望と元気を与えてくれた。
そして、この祭りの最後に、笑顔の傘を会場の皆さんと一緒になって開くと
湯本の人々から大きな拍手が起こった。

→MERRY NEWS「MERRY SMILE ACTION in 仙台 & いわき 初日はこちら



2日目。
今日はメインイベントの「Merry Umbrella」。
いわきで撮影した子どもたちを招待して、その子の笑顔の傘をいわき駅前で一斉に開く。
子どもたちと一緒にお父さん、お母さんも一緒に。
約60本の笑顔の傘が、駅前で開くと、たくさんの観衆が集まった。

真夏の太陽が照りつける中、子どもたちも汗だくになりながら
ラトブから会場までMERRY WALK。参加者も笑顔だけれども、見物客もその笑顔の傘をみて
笑顔になっていく。街全体が笑顔と笑い声に包まれて、とてもMERRYな空間になっていった。
今年の七夕は、子どもたちの笑顔がいっぱい!



街中に、MERRY SMILE ACTIONののぼりが飾られ、ラトブの中にも応援メッセージや、
子どもたちの笑顔のタペストリーが展示。

笑顔の傘がずらりと並ぶ MERRY HEARTの会場に到着。
参加者にはハート型短冊に願いを書いてもらい、それを笹に飾ってもらい、
笑顔の撮影をしたあと、チェキで撮影された写真をハートアルバムに貼ってプレゼント。
子どもたちは、チェキで撮影された写真に興味津々!
ハートのアルバムは子供から大人まで大人気!



いわきの子どもたちは、短冊の願いに対してとても一生懸命。
子どもたちは、けなげに願いごとを書く。
七夕の日はまさにMERRYだ。

1000以上の短冊の中で特に印象的だった短冊は
「原発がはやくおさまりますように…そしてみんながえ顔になれますように…」
「はやくおそとであそべますように」
「ちきゅうがへいわになりますように」
「いつまでも笑顔でいれますように!」

笑顔の傘になった子どもたちはみんな喜んで、
ハートアルバムをもらって帰っていった。

その後は、食事もできなかったくらい、笑顔の写真を取る人、短冊を配る人、
アルバムを配る人、記録写真を取る人、とても忙しい一日でした。

→MERRY NEWS「2日目 七夕にMERRYな笑顔が咲いた!はこちら



3日目。
午前中に50人ほどの学童の子どもたちが会場に来てくれた。
そこで笑顔の傘を先生と一緒に開く。会場はあっという間にMERRYな空間に変身した。

予定していたハートのアルバムが午前中で全て無くなってしまったが、
その後もチェキで撮影した笑顔を、ハートの短冊に貼ってプレゼントした。
チェキのフィルムは夕方に用意していた分は全て無くなり、そこでイベントを終了。
3日間で短冊の数は1000枚以上にもなり、色とりどりのハートが風に揺れていた。

原発から30キロ〜40キロの街である福島県いわき市をどのようにMERRYな街にして、
どのように世界に発信していくか?
なおかつそれが世界の人々に注目され、世界中から色々な人が訪れるようないわきに
どうデザインしていくかが楽しみであり、これからのいわき市の街づくりとして、完成させたい。

チェルノブイリ、スリー・マイルの周辺の街は、その後「死の街」といわれ、
街が寂れ、廃れていってしまったが、いわき市はMERRYな街として生まれ変わらせたいと思う。
この笑顔の力で、MERRYな街づくりを今後行なっていく。



近くにあるイタリアンレストランの若者5人が会場にやってきて
「このイベントは素晴らしい!笑顔こそ、いわきにこれから一番大切なものです。
笑顔がいわきには必要なんです!」と言って、自分の子どもや奥さんを連れて、
何度も来て、握手とハグをしてくれたので、逆に「勇気と希望」を頂いた。

MERRYアーティストとして参加してくれたマイケルチームのみなさんから
寄せられたメッセージをブースに飾ると、
しっかりとメッセージを読んで、笑顔になってくれるお客さんもいました。
マイケルさんとは、これからいわきの街をどのようにして
MERRYな街、MERRY LAND にしていくか、一緒にデザインします。

やはり復興への答えは「笑顔」であると確信。
いろいろと問題はあるが、「笑顔の力」で解決していくしかない。
「笑顔の力」で、いわきを復興させていこう!と、街の人たちと誓いあった。

今回、ご協力いただいた、いわき商工会議所の皆さん、いわき市平商店会連合会のみなさん、
ラトブのみなさん、東京から来てくれたボランティアのみなさん、アーティストのみなさん、
本当にありがとうございました。これからも一緒にいわきをMERRYな街にしていきましょう!

「笑顔の復興」が今日からスタートする。

→MERRY NEWS「3日目 MERRYが伝えたかった笑顔のメッセージ」はこちら



協力:いわき市いわき商工会議所、いわき市平商店会連合会、株式会社ラトブコーポレーション
協賛:株式会社山武富士フィルムセキセイ(株)
カムアクロス






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