デザインは、コミュニケーション!大垣女子短期大学 メディア概論
2025.12.18 12:32


11月29日に、大垣女子短期大学デザイン
美術学科メディア概論・特別授業として
「デザインが奇跡を起こす〜人・社会・地球・未来を笑顔にするデザイン〜」を実施しました。
「デザインが奇跡を起こす〜人・社会・地球・未来を笑顔にするデザイン〜」を実施しました。
水谷孝次のデザイン・クリエイティブを中心に、
企画やクリエイティブの発想方法など、
今までの作品や経験から導き方のコツをお話ししました。


そして現在取り組んでいるソーシャルデザイン・社会課題の解決、
MERRY PROJECTにたどり着くまでのストーリー。
2005年愛知万博のシンボルコンテンツ「MERRY EXPO」や、
2008年北京オリンピック開会式に芸術顧問として招聘され、
世界中の子どもたちの笑顔が傘にプリントされた「笑顔の傘」が
発信・披露されるまでのエピソード。

今回の授業では、対話型のワークショップとして、
「あなたにとってMERRYとは何ですか?」
という質問を通して、生徒の個性や特技を踏まえ、
一人ひとりができる社会課題のための
「デザイン」について一緒に考えました。

自分のMERRYなことが
周りの人を笑顔にして、
社会につながっていくことが
まさにメリーゴーラウンド。
笑顔の循環ということに
気がついてもらうための問いかけです。
是非あなたも「MERRY」について考えてみませんか?
このことをきっかけに将来進むべき道や
自分が情熱を持ってできる
仕事につなげてもらえたらと思います。
デザインのチカラで、
これからも笑顔を増やしていきます!
大垣女子短期大学の皆様、
川村先生、このような機会をいただき
ありがとうございました![]()
「人を笑顔に」信念貫く
大垣女子短期大学で実施した特別授業について、
岐阜新聞に取材いただきました。


令和7年(2025年)12月2日 (火曜日)
岐阜新聞 朝刊
世界的アートディレクター・水谷さん講演
「人を笑顔に」信念貫く
大垣女短大生に仕事の魅力語る
2008年の北京五輪の開会式で芸術顧問を務めた
アートディレクター、水谷孝次さん(74)が、
大垣市西之川町の大垣女子短期大を訪れ、
デザイン制作の魅力や仕事への向き合い方について、
同短大デザイン美術学科の学生約50人に伝えた。
芸術分野やアニメ業界などの実務家を講師に招く
「メディア概論」の特別授業。
水谷さんはプロ野球の球団ロゴや栄養ドリンクの商品パッケージを手がけたほか、
現在は世界各国で子どもの笑顔を撮影する活動「MERRY PROJECT」に取り組んでいる。
絵を描くことが好きだった水谷さんは大学卒業後に上京して就職。
「好きなことで人を喜ばせたかった」と当時の率直な思いを振り返った。
広告デザインに携わっていた時期に、
商品の本質を無視する企業の商業主義に疑念を抱いたといい
「うそをつく仕事をしたくなかったので、社会デザインの道に進んだ」と強い思いを口にした。
デザイン制作に必要なスキルについて
「コミュニケーション能力」を挙げ、
「社会の良い人や良い物に触れ、吸収することが大切」と伝えた。
最後に「さまざまな分野で周りを笑顔にできるよう頑張って」と呼びかけた。
デザイナーを目指す1年の高橋虹維菜さん(18)は
「人を笑顔にする仕事はすてきだと思った。
自分も夢を諦めずに頑張りたい」と刺激を受けていた。
<写真キャプション>
デザイン制作の魅力や仕事への向き合い方について語る
水谷孝次さん=大垣市西之川町、大垣女子短期大
(西垣剛大)

