広島から世界に笑顔の平和を。 MERRY IN HIROSHIMA

2022.10.24 15:56

広島から世界に笑顔の平和を。
MERRY IN HIROSHIMA

ロシアとウクライナ。
一つ間違うと核戦争になる恐ろしい状況だからこそ、
今、新しい平和のメッセージを広島から発信したい。

ウクライナに平和を。
ロシアに自由を。
世界に笑顔を。

笑顔のチカラに勝る力無し。
笑顔のチカラは、世界で戦う武器になる。

「笑顔が集まれば強い力になり、それを広島から発信すれば本当に平和の願いが届くのではないか」

そんな平和への想いもあり、
広島でMERRY PROJECTを実施する機会をうかがっていました。

そんな中、11月に広島で開催される
映像・演劇・音楽で平和のメッセージを発信するイベント
「PEACEFUL THEATER in HIROSHIMA」の
総合監督を務める広島県出身の映画監督・中野裕之さんとも
コラボレーションすることになりました。
（http://www.peacedelic.jp/）

中野裕之さんが長年続けられている
日本を未来に伝えるプロジェクト
「日本に恋しよう！PEACE●NIPPON」
日本の自然・文化を未来の子どもたちに残していきたい、というコンセプトのもと、
「PEACE NIPPON プロジェクト」として
日本中の美しい風景を16Kのカメラやドローンで撮影し続けている。
PEACE NIPPONは映画にもなっており、どの映像も息を飲む美しさ。

日本全国の絶景と日本人の神秘。
今までに見たことがないような
本当の日本の美しさを感じ、感動しました。

虹色に輝く華厳の滝、紅に染まる秋の瑠璃光院、

満開の桜に抱かれる姫路城、

そして熊本地震以前の熊本城と、雲海に浮かぶ崩落前の天空の道など

日本にはまだまだ多くの一期一会の風景が広がっています。

東京で暮らしていると、

日本の原風景をすっかり忘れてしまい

疲れ果ててしまいます。

しかしこのような美しい風景を見ると

日本は素晴らしい国だと、世界に誇りを持って言えます。

１００年後の子どもたちに
この美しい日本を残すために何ができるか。
また日本だけではなく世界規模で地球環境が日々壊されています。
１００年後の子どもたちに
どうやって美しい地球を残していけるか
みんなでアイデアを出して、アクションしていかなければいけない。

中野裕之さんとは以前から仕事の関係で
映像を制作していただいたり、親交がありましたが
MERRY PROJECTで一緒にやるのは初めてのこと。

コロナや戦争で笑顔を失っている
このような時代だからこそ、
中野さんが持つこの素晴らしい映像技術を使って、
世界に笑顔を発信することになりました。

そのようなご縁もあり、
今回、12年振りに広島で、
MERRY PROJECTを開催することになりました。

10月22日。
朝の早い時間にもかかわらず、
広島・本川公園には、「広島から平和のメッセージを発信したい！」という人々が大集合。
笑顔の傘を持って、原爆ドームへ移動。

元安川に沿って、世界中の子どもたちの笑顔の傘を
空高く上がるドローンに向けて長く長く連なって広げました！

この笑顔がどんどん、どんどん
世界の果てまで、続いていきますように。

ひとりひとりが笑顔になることで平和をつくっていくことができる。
広島こそ希望の笑顔いっぱいの街として、世界に平和をメッセージしていこう。

原爆投下という絶望を味わった広島だからこそ、世界に平和をメッセージしよう。

今度は、原爆ドーム正面に移動し、
みんなで笑顔の傘を開いて、大きな笑顔のドームを作りました。

「子どもたちの笑顔は、未来への希望です」

子どもたちの笑顔は未来への希望。
世界はひとつ、ひとつの夢。それは核廃絶と平和です。

原爆を知らない世代など、次世代の子どもたちのために「平和」の大切さ、
尊さを「笑顔」を通じて、伝えていきたい。

そして、今世界中で起きている戦争・紛争の火種を
少しでも和らげる希望の光を発信していきたい。

そして世界中の核廃絶の動きにつながっていって欲しい、そう願っています。

曇っていた空も、だんだんと晴れ間が見え、
太陽の光が笑顔の傘に照らされました。

みんなで世界中の子どもたちが笑っているように
笑顔の傘を振って、撮影を進めていきます。
みんなからも自然と笑い声が溢れました。

とてもピースフルな時間が流れました。

みなさんの協力のもと、
ドーム横の噴水や平和公園の中を
ミュージカルのように、笑顔の傘を持ってパレード。

笑顔の連帯感。
自然と平和公園の中がMERRYな空気でいっぱいになり、
77年前、絶望の空気に埋まった街が、
77年後の今日、MERRYな空気に包まれた。

人間は愚かな部分がある。
しかし人を助ける、人と何かをする。
人を良くしていくこと。心の底から頑張ろう、という2面を持つ。

僕はその良い方をなんとか大きなものにして世界を良くして行きたいと思っている

希望の明日へ
笑顔とともに
歩き出そう。

ポジティブなアプローチで描く「平和」のかたち。
何度も開いた笑顔の傘。
抜けた空と雲は、絵に描いたように美しく、未来を感じさせる感動的なシーンでした。

集まった参加者同士が平和の話をしながら。
すれ違う街の人たちとコミュニケーション。
これこそがまさにメリーウォーク。

最後、本川公園にたどり着き、ドローンの撮影を行い、終了。

終始、みんなの笑顔があふれる撮影となり、
中野監督とみんなが一緒に楽しみながらたくさんの撮影を実施しました。

参加者のみなさんからは
「このように広島から平和を発信する活動に参加できて嬉しい」
「みんなで1つのものを作り上げることが平和」
「笑顔で平和を発信することができてよかった」
「ロシアとウクライナの戦争が終わりますように」

と始まりから終わりまで、道行く人々にも笑顔で挨拶し、
終始みんなの笑顔がいっぱいでした。

今回、参加していただいた皆さん、本当にありがとうございました！

戦争と核で、多くの命が失われた広島から、
希望と平和の思いを込めたメッセージを発信することができました。

デザインとは希望と勇気を与え平和のために存在します。
その想いを込めたこのプロジェクトが
広島で再び開催できて、本当に良かったと思います。

イベント終了後、参加してくれた広島の子どもたちの笑顔を取材。

この子どもたちの笑顔を未来につなげていくために、
大人たちが頑張って、残していかなければいけない。
そのために何ができるか、みんなで考えよう。

撮影後、中野監督より
「核、核という言葉が最近出てきた。
僕らの笑顔でバリケードを作るみたいな、そんな感じをもって映像を作りたい」
と、こんなメッセージをいただいた。
どんな映像が完成するのか、今からとても楽しみです。

イベント告知映像

笑顔と平和のコラボレーション
MERRY PROJECT 水谷孝次 ×PEACE NIPPON 中野裕之
「SMILE PEACE」

この笑顔と平和のパフォーマンスのスペシャル映像は
11月10日（木）から13日（日）までの間、
広島各所で開催される演劇・ライブ・映像で平和を発信する新しいイベント
「PEACEFUL THEATER in HIROSHIMA」のスペシャル映像として披露されます。
（https://www.p-bloem.com/peacefultheater/）

ロシアのプーチン大統領にも、この笑顔の映像を見てほしい。