メリープロジェクト

NOT FOR SALE 大阪・関西万博/ウクライナパビリオン

NOT
FOR SALE

ウクライナが万博パビリオンに込めた強いメッセージ

大阪・関西万博でまず最初に向かったのは、
ウクライナパビリオン。
ドバイ万博に行った時も、
一番記憶に残っているウクライナ。


国旗の色の青と黄を基調とした店のようなしつらえで、

3Dプリンターで作製したパソコンや地球儀、
タイヤなど20種類近くの品物が並ぶ。
品物に添えられた札のバーコードを読みとると、
価格の代わりに、ウクライナ現地の映像が、
携帯型のスキャナーに映し出される。
馬のオブジェのバーコードを読み込んでみると、
そこに映し出されたのは、地面に転がる馬のおもちゃ。

どれだけ多くのこどもたちが、
戦争で犠牲になっているのか、
その現状を伝える動画や、
子供達の権利を守るために
最善を尽くすウクライナの今を知ることができる。

 
戦時下でもウクライナが守ろうとする自由や尊厳、
回復力などの価値観を理解できるという仕組みだ。

その他にも、ウクライナの地下鉄の駅は
安全に勉強ができる場所として
現在、子どもたちのための学校になっている。

戦争中でも、子どもたちへの教育権利を奪わないため
空爆や停電があっても、シェルターの中で、
小さな光を灯して、本を読んだり
オンラインで授業が受けられるような仕組みを作り出していることを
今の日本の子どもたちにも知ってほしい。

戦争の悲惨さを。
そして、勉強ができることの素晴らしさ、
このような悲劇を世界中で繰り返さないこと。

そのような平和な未来を作るためにも
ひとりひとりが勉強して、多くのことを学び、
笑顔あふれる地球にしていこう。


 

「戦争は今も続いているということを知ってほしいし、
何のために今も頑張っているのかを伝えたい」
パビリオンのディレクターを務める
ウクライナ文化センターのインナ・イリナ理事長はそう語った。

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