
お茶で繋がる「絆」プロジェクト in 陸前高田
2013.03.11 1:23

日本大震災後、伊藤園さんと被災地各地で行っている「絆」プロジェクト。
第3回目となる今回は岩手県陸前高田市の米崎小学校にて開催しました。
現代の子どもたちには馴染みの浅い急須を使った
美味しいお茶の入れ方のワークショップをはじめ、
みんなで笑顔の傘を開き、メリーウォークを行いました。
今年度最後となるお茶ワークショップは、
「子どもたちの笑顔は未来への希望」
という「絆」プロジェクトのコンセプトを象徴する
とってもメリーなワークショップとなりました!
伊藤園のティーテイスター制度の有資格者が講師となり、
おいしいお茶の入れ方を学ぶワークショップは、
子どもたちからは「美味しい!」や「苦い!」など様々な声が聞こえましたが
みんなとってもメリーな笑顔!
元気にワークショップを楽しんでいました。
陸前高田は震災を乗り越え、
子どもたちも先生たちもポジティブに成長しているのだなと感じました。
お茶ワークショップの後はみんなで外で笑顔の傘を開き、記念撮影。
未来へ向かって校庭でメリーウォークを開催。
校庭で6年生に持ってもらい写真撮影していると、
校舎内の1年生が「僕の顔だー!」などと気付き、
校庭に飛び出してきてグランドは大騒ぎに!
実は米崎小学校の1年生は、MERRY PROJECTが震災から一年の時に訪れて取材し、
笑顔の傘をつくった米崎幼稚園を卒園した子どもたち。
その時の子どもたちが自分の傘を発見し、授業中にも関わらず大騒ぎになり、
1年生と6年生が笑顔の傘でつながって、一緒に傘を持ってウォークを行い、
最後に再びみんなで記念撮影をしました。
先生たちも、伊藤園のスタッフさんたちも感動の「絆」プロジェクトとなりました。
イベント終了後、陸前高田市気仙町の民家跡地にたてられた
「幸福の黄色いハンカチ」がある場所を訪問。
これは東日本大震災の津波で浸水した街に幸せを呼ぼうと、
2年前の5月、津波で自宅を流された人が「街に幸せが来るように」と願って掲げました。
この取り組みを聞いた映画監督の山田洋次氏が8月、
脚本・監修を務めた日本テレビのドラマ「幸福の黄色いハンカチ」で使用した
約40センチ四方の黄色いハンカチなどを移設しました。
その後建築家の伊東豊雄さんが設計、建設した「みんなの家」を訪れました。
そこに行くと人々がソファやテーブルを囲んで語り合うことができ、
またコーヒーを飲みながら本や新聞を読むことができます。
そんな心の安らぎを得られる場所、それが「みんなの家」。
被災したみなさんが集まり、温かいコミュニケーションが生まれるこの建築は
未来の建築の在り方を感じさせられました。
子どもたち・先生の笑顔、幸福の黄色いハンカチ、みんなの家。
ここ陸前高田には都会にはない、新しい街の可能性、希望を感じました。
<掲載記事>
岩手日報「傘と児童、二重の笑顔 陸前高田・米崎小で写真撮影」
<関連MERRY NEWS>
これまでの「絆」プロジェクト
伊藤園 お〜いお茶「絆」プロジェクト