
世界同時MERRYな凧揚げ
2013.03.18 21:41

3.11に思いを寄せて
全国世界一斉に復興の凧あげが行なわれました。
この映像は福岡の愛宕浜海岸です。
子どもたちが描いた笑顔の連凧が揚がっています。
「SMILE KITE ACTION」は全国に呼びかけをさせていただき、
日々を追うごとに実施報告が寄せられています。
仙台凧の会の遠藤茂樹さんから
お手紙とレポートが届きましたのでその一部を紹介します。
一人でも多くの方が賛同し、想いを共有できたことに感謝です。
震災からあっという間に2年が過ぎましたが
まだライフラインが確立していなかったり電車も不通のままのところがあります。
そしてまだまだ必死に頑張っている人たちがいます。
時が経つにつれ、自分自身も含め普段の生活の中では震災を忘れている時があります。
記憶を風化させないためにも私たちが出来る凧を媒体にして
今後も思い出す時間を全国中、世界中で共有していきたいと思います。
〈石川〉花木幹史・邦子さんから
遠くの海岸が砂煙が舞うほどの強風下 凧・絆プロジェクトのメッセージを書いた
120枚の笑顔の連凧を震災発生と同時刻に黙とうをし揚げました。
風は予報とは違い北の風で凧は東北とは方向が違って揚がっていましたが
強風に乗ってメッセージを届けたと確信しています。
〈千葉県・下総〉中川弘さんから
下総凧の会では仙台凧の会の凧・絆プロジェクトに賛同し、
3月10日に有志による凧揚げを行ないました。
当日は、低気圧の通過で強風が予報されていたが
開始時間の頃は連凧も揚がりにくいような弱風でした。
しかし、風が吹き始めたら、30分も経たないうちに連凧などには
適さないほどの強風になり、久し振りに津軽凧のうなりが響くような凧揚げになりました。
「スマイルカイトアクション」としてスマイルを描いた凧や復興を祈願する
メッセージを書い凧もいくつも揚がりました。
〈和歌山・紀ノ川〉
東日本大震災の被災地にエールを送るイベント
「3・11 揚がれ! 希望の凧(たこ)2013」が10日、
和歌山市の紀ノ川河川敷にある市民スポーツ広場で開かれ、
約20人が雨空に手作りのたこを揚げていった。
→「被災地へ心届け」復興応援凧揚げ 和歌山・紀ノ川
〈岩手・陸前高田〉
東日本大震災の被災地では10日、各地で追悼行事が行われた。
津波で多数の死者・行方不明者を出した岩手県陸前高田市では、
犠牲者と同じ数の凧(たこ)を揚げようと、約500人が参加した。
→天国で見守って…犠牲者悼み1900の連凧舞う
〈東京〉幸田定雄さんから
あまりにも風が強くて10日の復興凧揚げは中止になりましたので、
11日14時46分もくとう後、多摩川の川べりで揚げてみました。
〈新潟〉しろね遠藤さんから
心配していた雨が上がりましたが、強い西風で、それでもがんばって揚げました。
〈栃木・足利〉
今回の凧揚げには取手会場に22名の凧仲間に集まっていただきました。
東日本大震災の復興を願うイベント「揚がれ!希望の凧2013」が9日、
渡良瀬川運動場で開かれた。市民ら約70人が参加し、
それぞれの思いを込めたたこが大空に舞い上がった。
→揚がれ 希望の凧 足利で復興願いイベント
昨年は追悼の意を込めた白い凧があげられましたが、
気仙沼で子どもたちの笑顔の連凧をあげたことをきっかけに
「SMILE KITE ACTION」が大きな動きになっていきました。
岩手、栃木、東京、千葉、神奈川、新潟、石川、愛知、
大阪、和歌山、兵庫、京都、滋賀、福岡他全国各地
そして世界中で笑顔のチカラで大空を見上げ、
被災地のみなさんが上を向いていけるように思いをこめて。
これからも笑顔のたこのプロジェクト、続いていきます。
→世界同時、笑顔の凧揚げ