
宮城県美術館「なつやすみこどもびじゅつかん」開催中!
2013.07.29 13:55

この夏、宮城県美術館「なつやすみこどもびじゅつかん」のコンセプトは
アートによる復興支援活動として
コミュニケーション(つながり・絆)をつくるワークショップを多数展開。
MERRYなアート空間をみんなで作りあげながら、
被災地・宮城から美術による復興支援を発信します!
笑顔の展示やギャラリーツアーなど
子どもたちに美術の楽しさを知ってもらうための仕掛けをいっぱい企画!
1)26日(金)前日リハーサル。
美術館に到着すると宮城大学や東北大学など
多くのボランティアチームのみなさんが出迎えてくれました。
エントランスの空間に笑顔の傘を設置していく
笑顔の傘をひとつひとつワイヤーで、綿密に固定していく作業や
メッセージカードをハートに切り取っていく作業など、
ボランティアのみなさんと一緒に
MERRY WALK のリハーサルも行いました。
今回の「なつやすみこどもびじゅつかん」は
多くのボランティアの方々によって
御協力いただきながら、支え合い
つながることを大切にして、準備をしてきました。
2)そしていよいよ、オープン初日。
7月27日(土)「なつやすみこどもびじゅつかん~アートでコミュニケーション~」がスタート!
オープニングセレモニーとして、MERRY WALK パレードには
総勢100人程の参加者が集まり、仙台駅から笑顔の傘を持って出発!
天気はあいにくの雨。
七夕の雰囲気に包まれた仙台の街中を、
笑顔の傘が宮城県美術館に向かって進んでいきます。
宮城県美術館に近づくにつれて、不思議と天気も次第に回復してきました。
仙台駅から青葉通りへ向かい、マーブルロードおおまちへ。
ぶらんどーむ一番町のアーケードの入口で
笑顔の傘をみんなで開き、笑顔を発信!
その後、肴町公園で休憩タイム。
休憩の時間も、参加者のみなさんが思い思いに
笑顔の傘を撮影していたことがとても印象的でした。
そして、広瀬通を通り、西公園から広瀬川を渡り、
ゴールの宮城県美術館に到着!
参加者全員で、美術館入口とエントランスで笑顔の傘を開くと
雨も止み、雨雲は何処かへ消え、MERRY晴れとなっていきました。
街の人は被災地の傘を見て、共感し、携帯のカメラでみんな撮影していました。
参加者のみなさんからは、
「笑顔の大切さについて、親子で考えるきっかけになった」など
多くの感想をいただきました。
3)MERRYな紙皿アート
MERRYな笑顔の紙皿アートは、黒山の人だかりが出来るほどの大人気!
子どもワークショップとして、宮城県美術館始まって以来の大記録!
真っ白な紙皿に、毛糸や包装紙など、好きな材料を貼りつけて、
個性豊かな笑顔のアートに変身!
完成したアート皿は壁面に貼付けて、
MERRYな空間をみんなで作り上げていきます。
どんなMERRYな笑顔のアートが誕生するか
とても楽しみです!
4)メリーハートメッセージ
株式会社 竹尾からは、紙を断ち切る際の余り紙を提供していただき、
ボランティアのみなさんがハート型に切り取ってくれました。
このハートカードに、メリーなメッセージを
書き込んで貼付けていく参加型アート。
たくさんのハートが集まると、一枚の大きな絵になります。
会期中、もっともっと多くのみなさんに参加していただき
壁をみんなのMERRYなメッセージで埋め尽くされるような
空間を作り上げましょう!
5)2日目、28日(日)は
午前中は、笑顔の傘と一緒に写真撮影を行なうワークショップ。
最初にチェシャ猫の彫刻、ウサギの彫刻の前でみんなと一緒に記念撮影。
アリスの庭他を歩き回り、彫刻などのアートと一緒に、楽しいMERRYな写真を自由に撮影。
参加者のみなさんに自由に撮影していただいたあと、
水谷が、参加者のみなさんが撮影した写真を講評しました。
最後に水谷が撮影した集合写真とベストスマイルフォトを
A2サイズにプリントアウトしてみなさんにプレゼント。
この企画も大好評!
6)午後からは、アートホールにて
「あの日からのデザイン」の講演会。
3.11の震災以降のデザインのあり方について講演を行ないました。
講演を聞いて、涙を流される方も多くいらっしゃり
多くの方にMERRYを共感していただきました。
講演の感想をご紹介いたします。
・紛争・環境・貧困などの世界的な問題に対して、一市民として何が出来るのかと
思っていました。「そうか、まず笑顔なんだ」と気付かせていただきました。
笑顔のチカラはすごい!
・水谷さんの熱い話が聞けてよかった。メリープロジェクトの経緯が理解できた。
・3歳の頃に思ったことをデザインし、メッセージとして発信できる。
水谷さんのような大人になりたいと思いました。
・笑顔はいいものですね。これからもどんどん飛躍してください。感動的でした。
・涙がとまりませんでした。もういい加減経済重視はいやです。
そして8月3日(土)は「アート傘をつくろう」ワークショップ、
8月4日(日)は、仙台凧の会協力による
「フェイスカイト(凧)をあげよう」イベントを
開催いたしますので、是非みなさんもふるってご参加ください。
→イベント詳細はこちら
主催:宮城県美術館
企画協力:MERRY PROJECT
用紙協力:株式会社 竹尾
絵具協力:バニーコルアート株式会社
〈関連MERRY NEWS〉
→河北新報「笑顔の傘 街に咲いた」
→なつやすみこどもびじゅつかんプレスタート!