旅行に行ってきました-12-南京

洛陽から寝台夜行バスに揺られて12時間、
かつての首都、南京に来ました。

  

南京では、かの長江を見てみようと、
展望台のある橋まで、重いリュックを背負ってえっちらおっちら。

でも、期待していたような大河は見られませんでした。
しかも、対岸にある新興集合住宅地が、スモッグに霞んでる。
海かと見間違うような大河もなく、空気の汚れが引き立つ景色に、
ちょっとがっかりしてしまって、写真も一枚しか撮りませんでした。

  

でも、その橋を降りたところにある公園は楽しかった。

軍隊が行進の練習をしている横で、
歌をうたっているおばちゃんや、ダンスを踊っている老夫婦がいたりして、
なんだか微笑ましい光景でした。

その後、南京の大虐殺資料館に行きました。
撮影禁止だったので写真はありませんが、入場は無料で、
2時間かけても半分も見終わらないくらい沢山の資料がありました。

でも、その9割は日本の資料で、中国側の資料がほとんどなかったので、
せっかく行ったのに、なんだか資料集を読んでいるのと変わらなかった。
ただ、あるジャーナリストの人が行った、
当時の日本軍の人へのインタビュービデオはすごく興味深かったです。

数の多い少ないは別として、そういう事実があったことは悲しいけれど、
でも、こういう今みたいな倫理感ができたのも、
あの戦争があったからこそなのかなと思ってみたり、
戦争にも法律やルールがあるってどういうことだろうと思ってみたり、
だいぶ暗い気分になりました。

帰りの地下鉄の中で、中国人の若いまじめそうな男の子が、
携帯を見せてきて、何かと思ったら、中国語で、
「僕らは日本人を恨んでいない、日本と中国は仲良くするべきだと思う」
と書いてありました(推測する限りですが)。

まずは北京オリンピックで一歩進めるといいなー

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