メリープロジェクト

東アフリカ・マラウイのMERRYな話

  

東アフリカ・マラウイでは、多くの物が不足していた。

当時14歳だった、ウィリアムさんは、

学費が払えなくなり退学を余儀なくされた。

それからウィリアムさんは図書館で時間を過ごすようになった。

そこで風力発電について書かれた本と出会う。

村の大地はヒビが入り、作物の枯れた畑に、ただ乾いた風だけが吹き抜ける。

ウィリアムさんは『この風を使って、村に電気を起こせれば…』

そう思ったウィリアムさんが、1人で作業に取り掛かった。

材料は、ごみ捨て場から拾ってきた、自転車の部品、プラスチックのパイプ、プロペラや、車のバッテリーなどなど。

タービンを支えるポールには、森で切ってきたユーカリの木を使った。

それから7年の歳月が経った。今では、ウィリアムさんの作った風車5台が回り、電動ポンプが水を送り出している。

7年間で作りあげた風車5台の中で、一番大きいものでは高さ11メートルにもなる。

地域の学校でも、風車作りを教えていて、その校庭に1台を設置した。

村では、「携帯電話を充電したい」「ラジオを聴きたい」と、ウィリアムさんの自宅を多くの村人が訪れるそうです。

ウィリアムさんの功績は、アル・ゴア元アメリカ副大統領をはじめ、世界各地の環境活動団体や企業から称賛の声が集まっている。

AP通信の元アフリカ特派員ブライアン・ミーラー氏は、ウィリアムさんと数カ月間生活をともにしながら取材を続け、先週その成果をまとめた著書「The Boy Who  Harnessed the Wind」を出版した。

同氏は「紛争の取材ばかりが続くなか、かれとの出会いは新鮮だった」と彼は振り返り、「アフリカには、政府や支援団体に頼らずに自分の力でチャンスをつかみ、問題解決の道を切り開く新たな世代が育っている。ウィリアムさんはその1人だ。」と話している。

MERRYな村作りのために頑張ったウィリアムさん。リスペクトです!!

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