メリープロジェクト

東松島の初日の出

2011年最後の日となる12月31日。
早朝から被災地東松島へ。

ここは4月にボランティアに来て、
ラーメンとソーセージの炊き出しをした。

その時、避難所で出会った熊谷さん、小林さんと再会するために仮設住宅を訪問。
とても小さくて、せまい。
「4歩で外よ!」と小林さんが言う様にやはり仮の住まい。
長期的に生活するのは難しい。
仮設住宅に今年最後の夕陽が落ちる。
さよなら2011。



2012年元旦。仮設住宅の方々と東松島の初日の出を見に行く。
仮設の事務局長が声をかけてくれ、みんな初日の出を見に来てくれた。

彼らのMERRYは、
「一日も早く自分たちの安らげる家が持てますように」
「元旦から初日の出を見て幸せです。みなさんと笑って楽しいです」
とみんなで2012年の幸せを願った。

仮設住宅に戻り、みんなで笑顔の傘を開き、みんなで笑った。
楽しく、幸せいっぱいだった。
そして「ともに生きる」をみんなにプレゼント。
集会所でみんなと一緒に読みます!と、大変喜んでもらえました。

また、午後は小野市民センターの炊き出しに来てくれた3人の子どもたちに写真を届けにいき、
笑顔の傘を見せ、お年玉とお菓子をプレゼントした。

「幸福だから笑うわけではない。笑うから幸福なのだ」

 

仮設住宅で出会った女性からいただいたメッセージ

3月11
日の午後、私たちの生活は変わりました。

家も流され、人も奪われ、車も流され、これからの生活に不安を抱えながらの生活。
避難所から、余儀なく仮設住宅の生活。
あの青い海、街の灯り、昨日までお茶を飲んでいた友、なんで奪ったの?

こらえてもこらえても涙があふれてきます。まだまだ先の見えない生活です。

日本中の人が世界中の人が、私たちを助けてくれました。
支援物資のおかげで、生きる事ができました。私たちは、何も恩返しはできません。
只、ありがとうございます、お世話になりました、という事がせいいっぱいです。
これからは、津波に負けない亀のように、前を向いて、一歩ずつ歩いてゆきます。
ありがとうございました。

根古仮設住宅 大友昭子(おおともあきこ)

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