
東松島の初日の出
2012.01.04 0:27

2011年最後の日となる12月31日。
早朝から被災地東松島へ。
ここは4月にボランティアに来て、
ラーメンとソーセージの炊き出しをした。
その時、避難所で出会った熊谷さん、小林さんと再会するために仮設住宅を訪問。
とても小さくて、せまい。
「4歩で外よ!」と小林さんが言う様にやはり仮の住まい。
長期的に生活するのは難しい。
仮設住宅に今年最後の夕陽が落ちる。
さよなら2011。
2012年元旦。仮設住宅の方々と東松島の初日の出を見に行く。
仮設の事務局長が声をかけてくれ、みんな初日の出を見に来てくれた。
彼らのMERRYは、
「一日も早く自分たちの安らげる家が持てますように」
「元旦から初日の出を見て幸せです。みなさんと笑って楽しいです」
とみんなで2012年の幸せを願った。
仮設住宅に戻り、みんなで笑顔の傘を開き、みんなで笑った。
楽しく、幸せいっぱいだった。
そして「ともに生きる」をみんなにプレゼント。
集会所でみんなと一緒に読みます!と、大変喜んでもらえました。
また、午後は小野市民センターの炊き出しに来てくれた3人の子どもたちに写真を届けにいき、
笑顔の傘を見せ、お年玉とお菓子をプレゼントした。
「幸福だから笑うわけではない。笑うから幸福なのだ」
仮設住宅で出会った女性からいただいたメッセージ
3月11日の午後、私たちの生活は変わりました。
家も流され、人も奪われ、車も流され、これからの生活に不安を抱えながらの生活。
避難所から、余儀なく仮設住宅の生活。
あの青い海、街の灯り、昨日までお茶を飲んでいた友、なんで奪ったの?
こらえてもこらえても涙があふれてきます。まだまだ先の見えない生活です。
日本中の人が世界中の人が、私たちを助けてくれました。
支援物資のおかげで、生きる事ができました。私たちは、何も恩返しはできません。
只、ありがとうございます、お世話になりました、という事がせいいっぱいです。
これからは、津波に負けない亀のように、前を向いて、一歩ずつ歩いてゆきます。
ありがとうございました。
根古仮設住宅 大友昭子(おおともあきこ)