GREEN STYLE VOL.11

100年後の子どもたちにブナの森をプレゼントしよう!

「MERRYな子どもの森づくり」プロジェクト

「あなたにとってMERRY(楽しいこと、幸せなとき、将来の夢)とは何ですか?」。このシンプルな合言葉のもと、アートディレクター水谷孝次氏を中心に1999年から世界中のMERRYな笑顔とメッセージを集め続けている「MERRY PROJECT」。「笑顔は世界共通のコミュニケーション」をテーマに、これまでに世界23カ国、20,000人以上の笑顔に出会ってきた。
2005年には「愛・地球博(EXPO 2005 AICHI JAPAN)のシンボルイベントにも抜擢された同プロジェクトが、2006年秋から取り組んでいるのが環境と子どもに関するテーマだ。その具体的なアクションとして同年に、愛・地球博の理念継承を目指す市民ネットワーク「EXPO Cafe」、タレント・アウトドア愛好家として有名な清水國明氏らが中心となって推進する「SAVE KIDSキャンペーン 子どもの森づくり運動」と共同で、「MERRYな子どもの森づくり」プログラム立ち上げた。これは、幼年期の子どもの学習プログラムともリンクさせ、各地域の幼稚園・保育園に通う子どもたちが、1年目に地元の森へ木の種を採集し各自プランターに植え、2年目に各幼稚園・保育園で苗を育て、そして3年目に地元の森に自分達で育てた苗を植える、という長期的なプログラムだ。
すでに昨年、愛知、神奈川、千葉、福井、福岡の5県で「1年目」のプログラムを実施しており、現在は各幼稚園・保育園で子どもたちが自分たちの苗を一所懸命育てている段階だ。そもそも、ひとつの苗から、特に樹木と称されるような立派な「木」に成長するまでは長い年月を必要とするため、短期間では完結しないプログラムではあるが、逆にその着眼点が未来へ向けてのポジティブなアクションとして「環境イベント」という枠組みを越え、ひとつのサステナブルなソーシャルデザインとして多くの人の心の琴線に触れる魅力的な部分なのだろう。
「MERRY PROJECT」自体、2006年度の「eco japan cup」でエコ・コミュニケーション部門エコ・コミュニケーション賞を、また同年度のグッドデザイン賞を受賞するなど、社会的な評価も高く、今後さらなる発展が期待される注目プロジェクトだ。

CLOSE

メリーって?
メリーからのお知らせ
プロジェクト紹介
参加する
購入する
著名人からのメッセージ
お問い合わせ
ソーシャルネットワーク
メールマガジン

×

ページトップへ