MERRY球根の成長日記-9

少年は少年とねむるうす青き水仙の葉のごとくならびて (葛原妙子)

  『てんとう虫』という雑誌の2月号に、水仙の記事がありました。

「美少年ナルシスが泉に映った自分の容姿に恋焦がれ、憔悴して死んでしまうが、それをあわれんっだ森の妖精によって水仙にかえられた」

美少年のように清楚で、凛とした気品があり、
古くから世界の詩人たちに詠まれてきた水仙の花。

たったひとつの球根が、今こうして一輪の立派な水仙へと生長し、
立春をひかえた六本木の冬の空気に、情緒ある潤いを与えています。

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