あゝ原点!十年目の笑顔。

Vol.268 2009.2.26 THU

「笑顔」は、みんなをMERRYにする不思議なチカラ。
ラフォーレから始まり、愛知万博、北京オリンピックを経て、
今年でMERRYは10周年を迎えました。やっぱり21世紀は笑顔の時代!!!!!
そこで、今回はこれまでMERRYに寄せられたメッセージをご紹介します。

1)スマイル/筑紫哲也
ワールドカップに併せていろんな催しが各地で行われたわけですけれども、
神戸ではやって来た人たちに対して街中に笑顔のポスターが張り巡らされました。一人の写真家が
300人近くのいろんな表情をとらえて、それがポスターになって街中に貼られたわけですが、
神戸はご存知のように、いま震災の痛手、その後でこんなに元気だということを示すのと、
震災のときにいろんな人たちが助けてくれた、その人に対する感謝の気持ち、
そんなものが込められて、あの催しだったようであります。
この子供たちの中には、下に自分の気持ちを表現した言葉がついておりまして、
ある子は「パパが大好きだ」と言い、
ある子は「戦争のない世界でいろんな人とサッカーをやりたい」と、
思い思いの言葉も下につけられております。
宴が終わるということになりますと、これから厳しい現実が待っているということになります。
ワールドカップの間が単にお祭り騒ぎで終わるのか、ここでもらった元気というものを将来に、
これから厳しいことがあるわけですが、しかし笑顔を忘れないで立ち向かえるか、
そのことをこの笑顔というものは教えているような気がします。
出来るだけ「スマイル」「笑い」を忘れたくないものです。

他にも三浦知良さん、倉木麻衣さん、島本脩二さん、押井守さん、
豊田章一郎さんなどから寄せられたMERRYなメッセージはこちらです。

2)MERRYと一緒。/MERRY MEMBER あち
そして、1999年からMERRY PROJECTのメンバーとして参加しながら、今も一緒にMERRYで
働きながら夢を追っているあちさんにこれまでのことを振り返ってもらいました。

写真左:1999年12月MERRYの撮影初日に出会ったあち。MERRYの本の1P目と裏表紙を飾った
写真右:2009年の今年に撮影した、現在のあち。10年が経っても笑顔は変わらずにMERRYです

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高校一年生の冬、もっと広い世界がいい!って、そのために選んで入った
高校のバスケ部をやめて、私はある日、一人で原宿にいました。
それまで何度も行ったことはある街だったけど、一人は初めてで、ちょっとさびしかった。
空も曇りの中、歩いてた時、話しかけてきた人がいた。
何かよくわからなくて、不思議な印象を受けたのは覚えてる。

美容師さんのカットモデルでも、雑誌のスナップ写真でもなく、笑顔の写真撮らせて下さい、
あなたにとってMERRYって何ですか?って。ちょっとびっくりした。
でも、はい、にっこりーにっこりーって、ものすごい至近距離のおじさんに言われるがまま。
本当に、あの一瞬の間に、何回シャッターを押したんだろう?
両手の2台のカメラで、パシャパシャパシャパシャ。
何しにきたのー?お買物ー?とか言いながら、カメラの向こうにめちゃくちゃ笑顔のおじさん。
もう終わりますからねーって言いながら、まだまだ撮り続けてるおじさん。
あなたにとってMERRY??? 突然聞かれて、なんて答えたらいいか分からなかった。
なんだか難しかったけど、あそぶのだいすきって書いた。

これが、おっちゃんとの初めての出会い。
とにかくその時は、頭が???よくわからないまま。
でも、とにかく悪い人じゃないって思った気がする。

そして気付いたら、ラフォーレ原宿におっきいポスターになった自分がいた。
その後のこともどんな経緯があったとかっていうのは、全然思い出せないんだけど、
いつの間にか一緒になって、原宿で笑顔を撮りたい女の子を探してた。
そんな風になったのはあちだけじゃなくて、年もやってることも全然違う女の子達が、
自然に集まってた。いろんな子に出会って、いろんなお話をした。

今思うと、そうやって知らず知らずのうちに、MERRYの輪は広がってたんだろうね。
みんな、その写真を撮るそのおじさんの正体っていうか、
細かいことは知らなかったし、知ろうともしなかった。
でも、みんながそこにいたのは、無意識のうちに共感してたってことだよね。

今度は、ロンドンでMERRYやるよーとか、おじさんはたまに連絡をくれて、
フリーペーパーをくれたりした。いっぱいくれて、学校のみんなに配ってーとかね。
高校3年生、受験生の9.11。あちはリビングで家族でビデオを見てた。
それを消した瞬間、衝撃の映像が飛び込んできた。信じられなかった。
えっいぃが??じゃなかった。

受験生になったあちは、一応それなりに勉強もしてて、
いつの間にかMERRYから遠ざかってた。
めでたく第一希望の大学ドイツ語学科に入れたんだけど、すごく厳しい学校で、
勉強がものすごく忙しかった。MERRYのことを思い出す余裕もなかった気がする。

今度はニューヨークでやるから、あちも手伝ってって、おっちゃんから連絡がきた。
よくわからないまま会場に行った当日、モニターの画面を通して、
ニューヨークにいる女の子4人と、東京のあちたち4人の女の子がお話をした。
それぞれの自分にとってのMERRYとか。
約1年前にテロがあった街に住む彼女達は、一見私達と変わらない普通の女の子のようで、
話してみると、すごくしっかりしていて強さを感じた。
自分がすごくちっぽけに思えた。がんばらなくちゃと思った。

その後も、東京各地でゴミ拾い、グレータートウキョウフェスティバル、愛知万博、
何かしらイベントとかをする度に、おっちゃんは声をかけてくれて、
あちは本当にたくさんの人、笑顔、MERRYに出会った。
おっちゃんの声と笑顔で,たくさんの人が集まって、いっぱいMERRYができてきたんだね。
その時はよくわからなかったけど、
すごく貴重な経験をたくさんさせてもらってきたんだって今感じます。
本当にありがとう。MERRY10年目の今、大学を卒業して入った会社も辞めて、
あちも本当のMERRYを目指してがんばってます!これからもよろしくね!!

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この他にもさまざまな人がMERRYにコメントを寄せてくれました。
世界中から寄せられたMERRY TEXTはこちらです。

今年は中国と日本を繋ぐ、新しいプロジェクトを企画中。
そこで関わった色々な人を笑顔で交流させるような、
MERRYなコミュニュケーションを生み出していきたい。
沢山のMERRYなメッセージをみていると、そのようなコミュニュケーションにこそ
MERRYの原点がある、と改めて考えさせられました。

2008年5月12日、北京オリンピック開幕の3ヶ月前に突如として中国四川省を襲った
「中国四川大地震」から1年を経た被災地にて、悲劇を乗り越えてたくましく生きる、
子どもたちのMERRYな笑顔の取材を行なう予定です。

度重なる戦争やテロ、そして環境汚染など暗いニュースが続く
こんなマイナスの多い時代だからこそ、MERRY PROJECTがこれまで10年間続けてきた
『笑顔の力』が、今こそ必要だと思います。

3)大阪市中央区役所  笑顔が世界をつなぐ写真展
27日まで開催中のMERRYの写真展が行なわれています。
このMERRYの写真展のコンセプトとして、
中央区役所人権啓発担当の丸井さんからのメッセージが寄せられています。

 あなたの笑顔に心が和む
あなたの笑顔に私たちは勇気づけられる。
あなたの笑顔に希望の未来を見いだす

戦争や紛争が絶えない地の子どもたちと日本の子どもたち、
被災地の人びとと私たち、
それぞれの笑顔の中にある意味や思いは違う。
それでもおかれている現実や立場の違いを越えて、
互いを理解しあう第一歩として笑顔には力がある。

小難しいイメージが付きまといどこか他人事の問題
として隅っこに追いやられてしまう人権。
人が人らしく生きる意味を人権というなら、
ここに展示されている笑顔と希望のメッセージは
人権を考える最高の教科書だと思う。

また、多くのメッセージが会場に寄せられていますので、ここでご紹介します。

・人生とは、ときめきを忘れず、持ち続ける事
・楽しくいきいきとやりがいのある仕事にうちこんでます!!
・2009年2月4日子供が産まれました。とてもMERRYです
・NEVER GIVE UP ALWAYS SMILE !!
・~ありがとう~ すてきなことばがちりばめられたメッセージにくぎつけ!です。
うたを作りたいと思います。がんばります。
・Smile とは 心の栄養 明日もいっぱい笑おう!!
・一日の終り 家族全員無事で帰ってきた

是非、大阪にお住まいのみなさんは是非、会場までお越し下さい。
→写真展の詳細はこちら。

それでは、次回のMERRYコラムもお楽しみに!

 

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