MERRYな贈り物。

Vol.254 2008.09.12 FRI

暑い夏も終わりが近づいて、
MERRY GARDENの屋上には、涼しい秋の風が吹き始めています。

1)MERRYな贈り物
先日、イーモウさんから、北京五輪の開会式のDVDが届きました。
それは特別なDVDで、NHKが放映した国際映像とは違うものが入った「珍蔵版(スペシャルコレクターズエディション)」。北京オリンピック関係者にしか配られない貴重なDVDです。

このDVDではより多くのMERRYの笑顔の傘のシーンがクローズアップされており、
とても良かったです。
イーモウさん自ら、パッケージの外装と内装、さらにDVDの盤面にメッセージとサインをしてくださり、蔡さん曰く、イーモウさんが頑張ってサインを書いてたよ、と言っていました。
パッケージには次のようなメッセージが書いてありました。

外装
北京オリンピック開会式に提供して頂いた美しい笑顔に感謝します

内装
この笑顔は、世界で最も美しい!ありがとう!

閉会式、パラリンピックの開会式もイーモウさんが演出、監督をしていて、とても忙しい中
時間を作って、このような贈り物とサインを頂いて、本当に恐縮しています。

字はとても達筆で、さすが中国人。
あの演出と監督をしているイーモウさんはもう完全な国際人ですが、このような贈り物に心を感じ、同じアジア人の感謝の気持ちが伝わって来ました。
思い起こせば、昨年の12月、イーモウさんと蔡さんとオリンピックセンターの会議室で
話し合ったときのことを思い出します。
イーモウさんも世界で初めて、この式典の関係者と会ったということで、スピルバーグもまだ
このセンターには来ていないし、オリンピックのことでは会っていない。
「あなたが初めてよ!」ってオリンピックの関係者にも言われ、
お会いした時にすぐ、「話してはいけない」という国家機密の書類にサインをした時の緊張感を
思うと、夢のような贈り物です。

Merry Garden
の薄暗い中で撮影しました。明日は、朝一でオリンピック関係の法律家の方々と話さなくてはいけないにも関わらず相変わらずのメリーな気分で、どうにかなるかと思い、二人のアシスタントと楽しく話していました。オリンピックの秘密の期間も終わり、やっと発表出来ます。
帰りに、彼女たちがタクシーで送ってくれて、翌朝もホテルまで迎えに来てくれました。
本当にオリンピックは女性達が支えて、大成功になったのだと思います。
やはりMERRYなアジアの女性達が、頑張った成果であります。

翌日の法律家達もみんな女性で、朝から午後の3時近くまで話し合いましたが
話は平行線。ジェニファーに話を一時ストップされ、ランチを食べに行きました。
殆ど中国のスタッフはあきれており、「あの情熱とあの粘り強さは何なんだ…?」と……。
しかし、正直、とてもグロッキーになっていました。
そして、一人で鳥の巣に行き、記念撮影をしてホテルへ帰りました。
ホテルへ帰ると、メダルと手紙が置いてあり「あなたの情熱には本当にびっくりしている。
成功のために一緒に頑張りましょう」と書いてありました。

一晩かかって、空港の出発までに、何十枚もの手紙を書いて、ホテルのロビーに届けました。
そしてその後、東京に返ってからのメールと手紙のやりとりは、
今ではファイル何冊分にもなるくらい膨大な量になりました。
今思うと、これこそが文化の交流、そしてコミュニケーションであり、
同じ1つの目的に向かって、一緒に努力したことは、日中友好の極みではないかと思います。

オリンピックという国家イベントですら、1つ1つの問題を解決して、1人1人の努力を積み重ね、そして1日1日階段を昇るように積み重ねること。何事も1日にしてならず。何事も情熱と努力は大切。クリエイティブの基本かな、と改めて思いました。

→「北京オリンピック開会式セレモニー」のまとめページへ。

2)蔡さんからの電話
そうこうしているうちに、パラリンピックの直前に、蔡国強さんから
直接事務所に電話を頂きました。
「今、鳥の巣から電話しているんだけど。イーモウさんが、DVDに感謝の気持ちを書いていたけど、本当に笑顔の提供は大成功のひとつでした。本当にありがとう。あと、笑顔の傘を作家に対して、進呈出来るかもしれないので、オリンピック委員会と話し合ってみます。また来月、東京と広島に行きますので、是非会いましょう。」ということを話しました。

また開会式、閉会式の花火の演出については、
「あの花火の演出はアースアートというか、あれだけの花火で、夜空に絵を描いた様でした。原爆に近かったですね」と言ったら彼はとても喜んで「また、パラリンピックの開会式も見てください」と言っていました。

3)MERRYチャリティ 日本赤十字社へ
パラリンピックの開会式で、踊っていた四川の地震で片足を失ったバレリーナの少女に
とても感動しました。

今回、この四川大地震に対するチャリティを、六本木ヒルズのショップ他12カ所と
郡上にあるクックラひるがの2カ所にて、募金箱を設置しました。
そして、集まった募金を、日本赤十字社へ届けてきました。

日本赤十字社の広報からも言われているのですが、やっぱりこの日本赤十字社のコンセプト
「世の中ともっとクロス!しよう、日赤」ということが、とても大事で、お金の金額の多さではなく、多くの人に日赤の考え方や、日赤のクロスする考え方を知ってもらうことがとても大切で、人が地球に対して、いろいろなことをしなくてはならないということなのです。
そして今回、集めたお金は中国の四川大地震、ミャンマーのサイクロン、ネパールのインド大洪水に分けられ、それぞれのアジアの国に分配されます。
とても日本赤十字社の人にも気に入っていただけ、
「日本赤十字社は来年130周年。スイス本社は150周年ということもあり、これだけのイベントで終わらずに、次のプロジェクトに繋げましょう」と言ってくれました。

災害被害の多い国に行って、日赤が支援を行った国の笑顔を一緒に撮影するなど
是非、赤十字社と一緒にこれからもやっていきたいと思う。
→「Merry Garden!」のまとめページへ。
→「Merry Charity」のまとめページへ。

4)MERRY GARDEN
北京オリンピック、MERRY GARDENのイベントなどを行っていて忙しい間も、水をかかさずにあげていた結果、大豊作となり、連日、ミニ収穫祭を行っています。
ナスやシシトウは、収穫して、食べても、またすぐに実る状況で、限りなく実り多き野菜達に感謝。これは下手な現代美術よりもアートだな、と思います。

日に日に緑が多くなり、日に日に実っていくということは、自然にドローイングをしているようなアートを感じる。まさに現代のクリエイティブである。
→「MERRY GARDEN」のまとめページへ。


MERRY GARDENのこれからの予定は、
1)MERRY GARDEN 収穫祭
今度の21日には、東京農大の入江教授を迎えて、イネを本格的に収穫します。
→「MERRY GARDEN収穫祭」の詳細はこちら。
2)MERRY@JICA
JICA地球ひろばにて9月30日~10月12日まで、展示を行います。
→「MERRY@JICA」の詳細はこちら。
3)MERRY@ecoplaza
港区立エコプラザでは、10月5日にエコワークショップを行います。
→「MERRY@ecoplaza」の詳細はこちら。
→「Merry Garden!ワークショップ」のまとめページへ。
4)MERRYな写楽
10月13日(月)午後8:00~9:50 よりNHK BSハイビジョンで「写楽」に関するインタビューを
受けました。是非、放送をご覧下さい。

是非、皆さんMERRY GARDENに参加してください。

次回のMERRYコラムもお楽しみに!

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