
ラジオ関西「ラジトピ」掲載!「イラン人俳優 サヘル・ローズさん「同じ地球人、何か共有できる」大阪・関西万博、朗読劇で平和を語る」
2025.07.07 15:47
ラジオ関西「ラジトピ」にて取材・掲載していただきました。
イラン人俳優 サヘル・ローズさん
「同じ地球人、何か共有できる」
以下、記事から抜粋してご紹介します。
記事全文はこちらのリンクから
https://jocr.jp/raditopi/2025/07/07/642776/
アートディレクター・水谷孝次さん(東京都港区)が主宰する「MERRY PROJECT (メリー・プロジェクト)」が6月29日、大阪・関西万博会場で世界の平和と持続可能な未来を目指すステージイベント「MERRY EXPO(メリーエキスポ)2025」を開催した。 水谷さんは1980~90年代、大手航空会社やファッション、食品メーカーのヒット商品の広告ポスターやパッケージ、 プロ野球チームのロゴマークなどのデザインを手がけ、日本の広告界になくてはならない存在だった。その経験から、「今、地球そのものをデザインする時代。みんなの笑顔をデザインしたい」と話す。 水谷さんは1980~90年代、大手航空会社やファッション、食品メーカーのヒット商品の広告ポスターやパッケージ、 プロ野球チームのロゴマークなどのデザインを手がけ、日本の広告界になくてはならない存在だった。その経験から、「今、地球そのものをデザインする時代。みんなの笑顔をデザインしたい」と話す。
「MERRY PROJECT」は、水谷さんが1999年に立ち上げ、これまでに自身が取材した世界各国の紛争地や被災地など、35か国で5万人以上の笑顔の画像を大きなパラソルにプリントし、メッセージを発信している。
イベントには、イラン人俳優のサヘル・ローズさんが登場、朗読劇で平和について語った。サヘルさんは、イラン・イラク戦争の最中に4歳で家族と生き別れ、8歳の時に来日。
日本で貧困やいじめなど、壮絶な経験を乗り越えてきた。その後、俳優として活躍するかたわら、世界の貧困地域や難民キャンプなどで暮らす子どもたちを中心に、人道支援活動にも力を注いでいる。
サヘルさんは、「ペルシャ絨毯(じゅうたん)に乗ってやって来ました。今回(大阪・関西万博で)、私の生まれたイランのパビリオンがなく残念ですが、イランは7000年以上の歴史があります。いま、中東をはじめ世界中で様々な紛争、戦争が起きています。苦しむのは、子どもです。 私は日本に来て31年。 私自身も戦争によって人生が何度も変わりました。 物心つくころには、私は家も家族も失ってしまいました。 戦争によって孤児になった私は大勢の子ども達と同様に、孤児院へ。 お腹いっぱいになる食べ物もなく、 子どもらしく声を出すことも、 笑うことも忘れていました」と自らのこれまでを語った。
そして、難民の子どもたちから託された手紙をまとめた自著『Dear 親愛なるあなたへ』から一部を抜粋、朗読した。
その内容は、
【国と国じゃ友達になれなくても、人間と人間は友達になれるんじゃないかな。いじめ合うより、みんなの笑顔がたくさんできたら、戦争はおびえて消えていくよ。子どもは臆病じゃないけど、大人は臆病だからさ】
【大人は、戦争をゲームとして見てるけど、人類全員、大人が経験してわかって欲しい。国の偉い椅子に座ってる大人に戦場を歩かせたい。生き残った人のつらい痛みを知ってほしい】
【互いに話したり、見たり、感じたり、相手も同じ地球人なんだから、分かり合えなくても、何かが共有できるんじゃないかな】という“心の叫び”だ。
水谷さんは、これまで何度もサヘルさんと平和のためのプロジェクトを展開してきた。
水谷さんも幼い頃、先の大戦で耳を失った父の手助け、“耳代わり”をしていた。父を見る世間の視線が厳しいことが、とても辛かったという。
ただ、「私が笑えば、周りの人も笑って、空気が変わることを知った。笑顔の大切さに気づいたんだ」と話す。
この時、「世界を笑顔で平和にする」と決意したという。
そして、「サヘルさんと同じような境遇で育ち、幼い頃から平和への強い思いも同じ。大阪・関西万博では、最新のAI(人工知能)をはじめテクノロジーが注目されているが、今起きているウクライナ、ガザ、イランなどの紛争や戦争を見て、まさに今、万博から平和を発信しなければ。太平洋戦争の終戦から80年の節目だからこそ」との使命感にかられたという。
大阪・関西万博には不参加のイラン。水谷さんはこのことをサヘルさんに話すと、逆に「万博で、何か私にできることはありませんか?」と懇願されたという。
水谷さんは今、私たちが暮らす地球上には、紛争・環境破壊、差別など、さまざまな社会問題がある。こんな時代だからこそ、2025年大阪・関西万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」を体現する大きな意味がある。そして、「世界で起きている社会問題の解決に向けて、私たちができることを考えてみよう」と訴える。
<記事のつづき・詳細はこちら>
これまでのラジオ関西「ラジトピ」掲載記事はこちら
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https://www.merryproject.com/activity/radio_kansai_0412/
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明石の海を守ろう! 「MERRY SDGs ACTION in AKASHI」
サステナブルな青い海と空、広がる笑顔いっぱいのパラソル
https://jocr.jp/raditopi/2022/09/30/456353/
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<ラジオ関西「ラジトピ」>
「千日前」で世界の子どもたちの笑顔が!華々しくパレード
PART-1
https://jocr.jp/raditopi/2022/07/19/442066/?detail-page=1
PART-2
https://jocr.jp/raditopi/2022/07/19/442066/?detail-page=2
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