メリープロジェクト

Yahoo!ニュース/サヘル・ローズが「笑顔のドレス」で平和を願う 大阪・関西万博で「MERRY EXPO」

大阪・関西万博にて開催した
「TEAM EXPO 2025」共創チャレンジプログラム
MERRY EXPO /MERRY SDGs ACTION 2025
に関する記事が、YAHOO!ニュース、日刊スポーツ、dニュースに掲載されました!


●YAHOO!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/68fb1db963b4781197c9dc9e844c7a70aea3be40

●日刊スポーツ
https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202508310001503.html

サヘル・ローズが
「笑顔のドレス」で平和を願う
大阪・関西万博で「MERRY EXPO」

「笑顔は世界共通のコミュニケーション」をコンセプトにした「MERRY PROJECT」を主宰するアートディレクター水谷孝次氏は、開催中の大阪・関西万博で「MERRY EXPO」と題したイベントをこのほど実施し、各地で争いが絶えない不穏な世界に向けて、「笑顔の傘」を通じた平和のメッセージを発信した。

水谷氏は2008年北京五輪開会式に芸術顧問として携わり、「笑顔の傘」を演出したことで知られ、万博との縁も深い。2005年の「愛・地球博」を皮切りに、上海、麗水(ヨス=韓国)、ドバイの各万博でも「笑顔の傘」を開いた。大阪・関西万博では、1500日前、3年前、1000日前、2年前、500日前、1年前に行われた各イベントにも参加。万博の機運醸成にかかわってきた。

今回、「TEAM EXPO 2025共創チャレンジ」の一環で開催した「MERRY EXPO MERRY SGDs ACTION2025」と題したイベントを6月29日に行った。日刊スポーツの取材に応じた水谷氏は、「会場は『小さな世界』で、リングを一周すれば、世界一周です。そこで世界の人々と笑顔のコミュニケーションをすれば、会場の中では知らない人とすぐ話ができる」とした上で「銃を笑顔の傘に変えたら、平和になる。トランプとプーチンとゼレンスキーに笑顔の傘を持たせて撮影すれば、一瞬で平和になる。まさにこれこそが(万博のテーマの)『いのち輝く未来社会のデザイン』です」と訴えた。

 
会場内では、AIなど未来のテクノロジーに向けた技術の展示が行われているが、「そのAIやテクノロジーがどれだけ素晴らしくても、人間の笑顔や平和への思い、そしてコミュニケーション、相互理解がなければ、人間はAIやテクノロジーにリードされてしまう。こんな時代だからこそ、『笑顔のチカラ』が大切。核の傘を、笑顔の傘に変えよう」とも力を込めた。

ロシアのウクライナ侵攻やイスラエルとガザ問題などの紛争や、気候変動など人間の生活に直結する深刻な問題にも触れ「みんなで笑顔で協力し合い、課題を解決していく。その本質を忘れないようにすることが大切」とも語った。

プログラムでは、イラン出身で、これまで何度も自身のプロジェクトで共演してきたタレントのサヘル・ローズに、難民キャンプの子どもたちに託された手紙と絵を、自身の言葉を添えながら朗読劇という形でメッセージを発信してもらった。イラン・イラク戦争のさなかに4歳で家族と生き別れた後に来日し、貧困やいじめなど過酷な経験を持つ。水谷氏とは、「世界を変えたい、平和にしたい」と話し合う関係にある。

「何か私にできることはありませんか?」と提案を受けたことから、「平和のメッセージを一緒に発信しましょう」という話になり、サヘル・ローズは自身の経験を踏まえながら平和のメッセージを訴え、「笑顔のドレス」も着用した。水谷氏は「戦争の中、すべてを失ったサヘルさんから発せられる強く美しいメッセージが、会場の人々に伝わることが必要だった」と述べた。

今回の万博でのアクションを通じて、「子どもたちの笑顔は未来への希望」という思いを、あらためて強くした。「すべてのアート・デザインも、平和のために存在します。万博から『笑顔の平和』を考えるきっかけを作る。『いのち輝く未来社会のデザイン』の先には、まさに『平和』が必要」とした上で「私ができることは『平和』をデザインすること。そのためにも、たくさんの笑顔をデザインしていきたい」と述べた。「笑顔は平和の究極のデザインで、子どもたちの笑顔は未来への希望であり、かけがえのない地球の宝物。万博から『笑顔の平和』を考えるきっかけをつくりたい。『いのち輝く未来社会のデザイン』の先には、まさに『平和』が必要です」とも訴えた。

今月21日には、国連が定めた「国際平和デー」に合わせて万博会場で行われる「PEACEDAY 2025」と連携し、再び、笑顔のインスタレーションを行う。世界40カ国で撮影した子どもたちの笑顔の傘を開き、世界平和へのメッセージを発信する予定だ。

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